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3得点を挙げたF東京が今季初の無失点で神戸に完勝

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[4.16 ナビスコ杯第3節 神戸0-3F東京 ノエスタ]

 ナビスコ杯は16日、グループリーグ第3節を行い、ヴィッセル神戸FC東京が対戦した。前半35分にMF武藤嘉紀のプロ初ゴールで先制したF東京が、後半にもカウンターから2点を加えて、3-0で快勝している。F東京は3節を終えて2勝1分と無敗をキープ。一方の神戸は第1節のG大阪戦(0-2)に続き、連敗スタートとなった。

 最初の決定機をつくったのは、F東京だった。MF東慶悟の縦パスをFWエドゥが体を張ってMF羽生直剛につなげ、羽生が倒れ込みながらスルーパスを出す。これを最終ラインの裏で受けたFW渡邉千真がシュートに持ち込むが、GK山本海斗に阻まれる。ハーフウェーラインからの守備がハマったF東京は23分にも羽生のパスカットから、PA内のエドゥにパスが通るが、エドゥがトラップミスしてしまい、シュートは打てなかった。

 対する神戸も33分に、細かなパス回しからアタッキングサードでボールを受けたFWペドロ・ジュニオールが個人技でDFをかわしてシュートしたが、GK塩田仁史に防がれた。

 その2分後、F東京は敵陣でエドゥがボールを奪うと、右サイドでDFを2人かわして、右足でクロスを入れる。これはDFにヘッドで跳ね返されたが、こぼれ球を拾った武藤が右足を振り抜くと、対峙したDFの股下を抜けたボールはゴールに突き刺さり、F東京が先制して前半を折り返した。

 後半に入っても、F東京は狙い通りの試合運びを見せる。3分にはボールを前に運ばせずにバックパスを出させると、最終ラインのミスを逃さずにエドゥがボールをカット。PA外から左足をシャープに振り抜き、ボールをゴールに突き刺した。神戸もペドロ・ジュニオールやMF森岡亮太が距離のある位置からゴールを狙ったが、森岡のシュートが右ポストに嫌われる。後半35分にもMFシンプリシオのFKからDF増川隆洋が決定的なヘッドを放ったが、ボールはクロスバーを越え、得点を挙げられなかった。

 神戸の猛攻を凌いだF東京は、再びカウンターから得点を挙げる。ハーフウェーライン付近での横パスをカットしたFW平山相太がドリブルでPA内までボールを運び、DFをかわして右足でシュート。DFの股下を抜けたボールは、GKのニアサイドを破り、F東京が3-0で勝利した。

 今季初の完封勝利を挙げたF東京のマッシモ・フィッカデンティ監督は「非常に大事なこと。チームには自信をもたらす勝利だ。3点を挙げた前だけでなく、後ろもしっかりと機能している」と、手応えを口にしていた。


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