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ACLに切り替えるC大阪MF長谷川「この悔しい気持ちをぶつけられるように」

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[4.19 J1第8節 F東京2-0C大阪 味スタ]

 昨シーズンまで所属したFC東京との一戦で、セレッソ大阪のMF長谷川アーリアジャスールは、大ブーイングの中でプレーした。後半11分には、自陣PA近くでボールを受けて前を向きDFを置き去りにして、FW柿谷曜一朗にパスを通すなど、持ち前のボールをつなぐ能力を随所に見せていたが、チームは0-2で敗れて、公式戦6試合未勝利となってしまった。

「いつもと変わらない気持ちでやりました」と、試合前の心境を話す長谷川は「そういう意味では結果が出なくて残念だという思いがあります」と続ける。

 前半こそシュートを8本打つなど、攻勢に試合を進めていたC大阪だったが、MF南野拓実が「前半は遅攻でもシュートまで行けていたけど、後半は詰まる感じがあった」と振り返るように、後半はトーンダウンした。長谷川も「前半は僕たちの方がボールを持っていたと思います」と同調したが、守備で無失点に抑えることの重要性を強調した。

「最近は、先制点を食らうことが多いので。ゼロで抑えようという気持ちの中で、前半は要所要所で良い攻撃ができていました。後半も立ち上がりから集中していこうとした中で、先制点を食らうとガクッとくることもある。それでも1失点で我慢できていれば、1点返したら同点にできるチャンスもあると思う。そこで2点目を決められて、苦しい状況になることが多い。先制点を取られることは良くないですが、せめて1点で抑えるとか。根本的なところを変えてやっていかないとダメかなと思います」

 直近のリーグ戦は2分2敗と4試合未勝利となり、3勝2分3敗と、星も五分に戻った。「下を向いていても、すぐACLがあるので。しっかり勝って勢いを付けられるようにしたい。この苦しい状況を変えられるのも自分たちだけ。この悔しい気持ちをぶつけられるように、中国で頑張ってきます」と、長谷川は23日のACL第6節の山東魯能戦へ、気持ちを切り変えた。

(取材・文 河合拓)<./noyahoo>

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