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2試合連続ゴールのF東京FW平山に「どれだけ続けるかが課題。次が大事」

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[4.19 J1第8節 F東京2-0C大阪 味スタ]

 特別な気持ちでセレッソ大阪戦に臨んでいたと、FC東京のFW平山相太は明かした。「相手には昨シーズンまでF東京にいたポポヴィッチ監督、アーリア(長谷川アーリアジャスール)がいて、特別な思いで臨んでいました」と、試合前の心境を振り返る。

 さらに、試合前日にも社長からチームに対して「観客がたくさん入ると勝てないというジンクスがFC東京にある。それを払しょくしてほしい」と、発破を掛けられていたという。前売り券が完売していた一戦に向けて、F東京のモチベーションは最高潮だった。

 その一戦で、平山は後半21分に先制点をマーク。16日に行われたナビスコ杯の神戸戦に続き、2試合連続の得点となった。左サイドを突破したDF太田宏介の折り返しをゴールに流し込んだ得点について、「宏介が左サイドをうまく突破してくれた。うちの左サイドは攻撃力があるので、自分の動きの質さえしっかりしていれば、得点できる」と話す。

 勝利に直結するゴールを決めた平山だったが、自身のプレーには満足できていない様子だった。「前半、(自分のプレーが)悪かったので。得点はうれしいけれど、(試合の)頭から戦えるようにしたい。(2試合連続ゴールも)どれだけ続けるかが課題。次が大事」と、継続して結果を残すことの重要性を口にした。

「今日は全員で戦ったことが勝利につながった。これからの戦いでは、気持ちの部分で勝敗が変わってくると思う。気持ちが大事」と『気持ち』の重要性を繰り返した平山は、次の横浜FM戦で3試合連続ゴールを目指す。

(取材・文 河合拓)

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