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[JFAプレミアカップ2014]大宮ジュニアユースの目標は2連覇!「世界との差、レベルを感じて将来へ繋げたい」

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「昨年、優勝して先輩たちから世界の凄さを教えてもらったりしたし、先輩たちは世界へ行くことによってレベルが上がったりしていた。ボクたちの目標はプレミア大会優勝なんですけど、その先にあるのはプロ。この大会を通してしっかりと世界との差というか、レベルを感じて、将来に繋がるようにしていきたい。(そのためにも世界へ)行きたいですね」。連覇を狙う大宮アルディージャジュニアユース(関東2、埼玉)のDF山本智也主将(3年)は、昨年初優勝して「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ」(イギリス)に出場した先輩たちのように、自分たちも世界での経験を得て将来へ繋げたいという思いを口にした。

「JFAプレミアカップ2014 supported by NIKE」はU-15年代の日本一決定戦であり、世界へ繋がる唯一の大会でもある。昨年初優勝した大宮ジュニアユースは世界大会でアーセナル(イングランド)やドルトムント(ドルトムント)などの強豪たちと真剣勝負を行い、20チーム中10位。今年監督に就任した奥野誠一郎監督は「もうちょっと上に行けたかなという部分もあるんですけど、世界大会はそんなに甘くないというところも感じました。ACミランだとか欧州のチームには(身長が)190越えの選手がざらにいたり、そういった体格面、それに伴うフィジカルの強さ、球際の強さ、スピードは日本のこの年代の選手とは違うのかなと感じました」。

 アーセナル戦ではポゼッションで完全に押し込んでいながらも1本のロングボールから個で決着をつけてくるような選手に決められてしまうなど、「世界」の厳しさを肌で感じてきた。ただ、世界を感じてからより意識を高め、また昨年特に差を感じたフィジカル面については食事量を増やすなど「世界でちゃんと戦える身体づくりはしてきています」と山本は言う。その世界大会に帯同したGK脇坂隆之介、MF篁樹生、FW奥抜侃志の3選手が残る今年も、世界で成長したいという思いを選手たちは強く持っている。

 大宮ジュニアユースは12年大会で準優勝。13年大会では初優勝と着実に階段を上ってきた。ジュニアユースをはじめ、大宮の育成組織は近年、各カテゴリーで好成績を残してきている。だが奥野監督は「クラブ全体の取り組みによってここまで来れた。でも(柏など)他のチームには全然追いついていないです」と引き締める。トップチームで活躍する選手、日本代表を輩出していくために、選手たちに少しでも多くの経験を積ませていきたいという思いもある。今回はライバルたち以上の経験を積むチャンス。大宮ジュニアユースは奥野監督が「日本の選手のレベルがどのくらいの位置にいるのか、海外にどんな選手がいるのか、そういうことを知る唯一のチャンス」という「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ」への出場権を得て、再び世界での真剣勝負を経験することができるか。

 今回、大宮ジュニアユースは「JFAプレミアカップ2014 supported by NIKE」1次ラウンドで名古屋グランパスU15(東海)、青森山田中(東北)、アルビレックス新潟U-15(北信越)と同組となった。山本は「ここに来ているからにはどこも同じレベル。常に100パーセントの力を出していきたい。チームの目標はもちろん優勝しかない。優勝以外考えられない。個人としては凄いチームが集まっていると思う。凄いチームとできるという喜びを感じて、それを楽しみに待っていたので、しっかりとその経験を将来だったり、プレミアで優勝して世界に持っていけるように(大会の中で)技術を磨いていきたいと思います」と誓った。

[写真]抽選に臨む大宮ジュニアユースの山本主将

(取材・文 吉田太郎)

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