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代表選考前最後のアピール戦で決定機をものにできず…新潟FW川又「落ち着きすぎた」

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[5.10 J1第13節 柏1-0新潟 柏]

 アルビレックス新潟のFW川又堅碁柏レイソルのFW工藤壮人。12日のブラジルW杯日本代表メンバー発表を目前にして、2人のストライカーに注目が集まっていた。

 工藤はシュート0本に終わったが、川又は決定機を含む3本のシュートを放ったが、いずれもゴールネットを揺らすことはできなかった。前半18分にはMFレオ・シルバのスルーパスが柏DFラインの背後で待ち構えていた川又に通ると、足元でピタリとおさめた。PA内でフリーで左足を振り抜いたが、GKの好守にあい3試合ぶりの得点とはならなかった。「落ち着きすぎたかな。もうワンドリブルできていたかもしれないですね」。決定機をものにできず、代表メンバー発表前最後のアピールとはならなかった。

 08年、愛媛県立小松高校から新潟に入団した川又。この日は同期入団の4選手が同じピッチに立った。川又、DF舞行龍ジェームズ、DF大野和成、そして柏へと移籍したDF鈴木大輔。川又は「楽しかったですよ」と回想した。この試合の決勝点となった鈴木の得点について「アンラッキーだった」としながらも、「ああいうところにいるのは気持ちが強くないと。ナイスプレーだったと思います」と賛辞を送る。

「自分がゴールを決められなかったことが、負けに近づいた」。3月8日の第2節・G大阪戦(0-2)以来、11試合ぶりの敗戦に責任を感じていた。

(取材・文 奥山典幸)

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