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[MOM1031]帝京三FW佐藤玲央(1年)_0-3から流れ引き寄せた俊足アタッカー

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.17 2014 Rookie League Aグループ第1節 静岡学園高 3-3 帝京三高 裾野G]

 特に前半はスピードに乗った仕掛けとアイディアもあるプレーで技巧派軍団・静岡学園高を苦しめた。帝京三高(山梨)FW佐藤玲央は本来右サイドが主戦場というが、この日は左サイドで存在感。一時3点ビハインドを負いながらも帝京三が押し返したのは加速力を活かして何度も左サイドを突き、ボールを収めていた彼の力が大きかった。そして帝京三は佐藤、FW山田海人、FW渡邊遥希の俊足3トップの攻撃力で3点を奪い返してドロー。中でもスピードのある静岡学園のSBを上回っていた速さと技術を発揮していた佐藤については、観戦していた関係者たちも「能力が高い」と驚いていた。

 東京都のVERDY AJUNT出身。帝京三の新村知仁コーチは「スピードと前へ仕掛けるタイミングがいい。前へのスピードを活かしたプレーはもっと自信をもっていいところ。きょうはなかったですけど、本来パンチのあるシュートも持っている」。力を出し切れれば、まだまだインパクトある活躍ができそうな素材。勝気な性格を披露して静岡学園と最後まで張り合っていた一方、終盤運動量が落ちたことは反省点だが、今後の努力次第では飛躍が十分に期待できる好選手だった。

(取材・文 吉田太郎)
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