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[オーシャン杯]ハットトリックで町田を初の決勝に導いたFP大地「恩返しだと思ってもらえれば」

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[5.24 オーシャン杯準決勝 町田6-0湘南 小田原]

 24日に行われたオーシャン杯の準決勝で、ペスカドーラ町田湘南ベルマーレ(Fリーグ)に6-0で勝利し、初の決勝進出を決めた。この勝利に大きく貢献したのが、先制点、2点目、さらにパワープレー返しから6点目を決め、ハットトリックを達成したFP大地悟だ。

 他チームより始動が遅かった町田は、大会前に3日間しかチーム練習を行っていない。大地のコンディションは良いように見えるが、「自分ではよく分かりません。たまたま得点シーンに絡んでいるだけで。周りの人が見て(コンディションが)良さそうなら、良いんだと思います。とにかく自分は思いっきりやろうとしている。それだけです」と、特別に調子が良いと感じているわけではないという。

 ただし、この試合は楽しみにしていたと明かす。今季から、湘南は伊久間洋輔が監督に就任し、コーチにも横澤直樹が就いた。大地は、この2人と湘南の前身であるP.S.T.C.ロンドリーナで、ともにプレーし、2003年には全日本選手権を制している。当時、大地はより攻撃的なプレーを見せており、ボレーシュートは彼の十八番だった。この日の先制点は、まさに当時を思い起こさせるボレーで挙げた。

 そのゴールについて、「思い切って打っただけ」と話す大地だが、「今日の試合は、楽しみにしていました。『どんなフットサルをするのかな?』って。僕も、(横澤)直樹さんに教えてもらった部分が僕も多いので、(ハットトリックは)恩返しだと思ってもらえたら、嬉しいですね」と、控えめに喜んだ。

 今大会、守備が安定している町田は、湘南を完封した。それでも、大地は「修正するところは多々ありますね」と話す。「イゴールに止めてもらったり、運よく外れたりしていることが、すごくあるので。チームが始動してからは『守備の意識を共有しよう』と言っているので、それがうまく出ているかなと思います」。

 結果が出ても、いまいち手応えがつかみ切れていない。それは、まだリーグが開幕前であり、対戦相手のコンディションが、どこまで整っているかが分からないことにも起因している。それだけに、25日の名古屋戦は重要だ。絶対王者に勝てば、チームの完成度に自信も持てるし、何より初めてのタイトルを獲得するチャンスだからだ。

「とにかく、この大会に向けてやってきたことを出し切りたい。今日も、昨日も、一昨日も、同じ気持ちで戦ってきましたが、決勝も、とにかく全力でぶつかっていくだけです。決勝進出も、ペスカドーラは初めてですからね。挑戦者なので、思い切ってやりたいです。個人的にはいろいろな思いがありますが、そこは自分でコントロールして、町田がタイトルを獲れるように、全力で頑張ります」。個人としても、11年ぶりとなるタイトル獲得に大地は静かに燃えている。

(取材・文 河合拓)

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