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[総体]【特別企画】“ユース教授”安藤隆人氏推薦の大会注目選手(東日本MF、FW編)

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平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技
“ユース教授”安藤隆人氏推薦の大会注目選手(東日本編)


 インターハイの東日本注目選手、続いて中盤でボクが気に入っているのは青森山田高山下(優人)と星稜の阿部(雅志)ですね。山下に関しては本人が言っているのは点の取れるボランチになりたいと。だから彼はボランチからどんどんゴール前に顔を出す。かといって青森山田のボランチは守備ができなければいけないので、帰陣の速さとか、アップダウンにも意欲的に取り組んでいます。元々センスのある選手がそういった汗かき役をやるということはプラス。彼は大学経由になるかもしれませんが、十分にプロを目指せる選手だと思います。

 阿部に関してはU-16日本代表に招集している吉武(博文、U-16日本代表監督)さんが好きそうなタイプの選手だと思います。周囲をとても良く見ているし、いろいろなところに顔を出してくる。しかも気が強い。星稜ではスタメンで唯一の2年生ですけど、先輩たちに対してこのパスで行けよという意思表示もできる。それとハートの強さ。受け答えも2年生とは思えないくらいしっかりとしていますから。この阿部には注目してほしいです。

 あと中盤で注目なのは中京大中京の大城(佑斗)という選手です。あまり知られていない選手かもしれないですけど、めちゃくちゃテクニックがある訳ではないんですけど、セカンドボールを拾うのが凄く巧い。彼は1.5列目やサイドハーフをやるんですけど、本当に運動量が豊富で、ここというところの試合の流れを読む目とを持っている。「ボクはテクニックもないけれど、こういった汗かく部分や勝負どころを見逃さないところで勝負していく」と本人も自分の特長を理解した上でやっている。こういった選手は魅力的。中京大中京には富田(光)というドリブラーもいるんですけど、彼と周りをフォローする攻撃がかみ合うと面白い攻撃ができるので注目だと思います。

 あと市立船橋高の1年生、川崎フロンターレU-15から来た高(宇洋)。彼はフィジカルも強いですし、前への意識、ボールを運べる力もあるので将来の市船を支えるメンバーだと思います。

 あと関東に注目している2選手がいます。まずは成立学園高上田(悠起)。左足の職人ですし、彼はスローインを見てください。流れの中でのロングスローがめちゃくちゃ上手いんですよ。ディフェンスラインの裏へスルーパスのようなスローを入れる。東京都大会準決勝の国士舘戦も彼のスローインがスルーパスになって2回チャンスが生まれていました。そういったところも本人は意識しているというので、試合の流れを読む目と左足の精度はぜひ見てほしい選手だと思います。

 そして麻布大附高塚越(亮)。彼のポジションは自由です。だから彼がどこでプレーするのか見てほしい。彼がスムーズにバランスの取れるところでプレーしていたら、それだけ麻布大のペースだと思ってください。逆に彼が「何をしたいんだ?」と思わせたときには麻布大が押し込まれた時だと思います。コンビを組む阿部(速秀)クンも彼の動きを見ながら動くのでチームの流動性のポイントになりますし、ぜひ見てもらいたいです。

 FWに関しては西武台高中山(歩)は「ザ・汗かき役」。前線でのチェイシングはぜひ見てもらいたいです。そして盛岡商高の根古(将裕)はテクニカルな選手で、キックの精度は抜群に高いですし、最近は得点という意識が生まれていて、岩手県の決勝でも高い得点力を発揮しました。高くてテクニックもある彼の存在感はチームでも絶大です。

 そのほか、森本ヒマン(矢板中央高)は身体能力が抜群。高岡一高原田(正暁)はスピードの職人です。中山が「動のチェイシング」ならば彼は「静」。原田は息をひそめてハンターのようなチェイシングをします。彼の瞬間のスピードはぜひ見てもらいたいです。

 丹代(藍人)(青森山田高)は去年AチームとBチームを行ったり来たりしていたけれど、だいぶフィジカルができてきて万能型のストライカーだと思います。最後に藤田(章太郎)(帝京大可児高)は去年のインターハイ國學院久我山高戦でハットトリックを達成したように2列目からの飛び出しを武器にしていたんですけど、今年は司令塔役も担っています。自分のパスで試合を勝たすというセカンドストライカー兼パサー。よりフィニッシュワークにも磨きがかかっているので見てもらいたいです。

[写真]安藤氏が中盤で高く評価する青森山田の山下(右)と星稜の阿部


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