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鹿島が5発大勝でトンネル抜ける…1G1A柴崎「連勝できるように頑張る」

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[8.2 J1第18節 鹿島5-1広島 カシマ]

 鹿島アントラーズがホームでサンフレッチェ広島を5-1で下した。3戦連続引き分け中だった鹿島は、リーグ戦では中断前の5月17日の徳島戦以来の勝利となった。対する今季最多失点で敗れた広島は4戦ぶりの黒星となった。

 先制も鹿島だった。前半9分、MF中村充孝がエリア内で粘って右サイドにパス。MFカイオが走り込むと、ブロックに入ったDF水本裕貴の股を抜くシュートを通して、逆サイドネットに突き刺す。20歳の高卒ルーキーMFが、今季早くも4得点目を挙げて、先制に成功した。

 後半に入ると、広島はMFミキッチとFW皆川佑介を同時投入。流れを引き戻しにかかると、迎えた後半10分、DF塩谷司の縦パスを受けた皆川が粘って逆サイドに流す。これに左サイドから走り込んだMF柏好文が流し込んで、試合を振り出しに戻した。

 だが中断明け3戦連続ドローと波に乗り切れない鹿島だったが、この日は違いを見せた。まずは後半21分、MF土居聖真のスルーパスを受けたMFルイス・アルベルトが塩谷を股抜きでかわすと、右足でネットを揺らして勝ち越し点を奪う。同25分には左サイドからのCKを獲得すると、小笠原満男のクロスの中央走り込んだDF西大伍がダイレクト右足で合わせる。2000年のアジア杯で現解説者の名波浩氏が見せたようなスーパーゴールを突き刺し、勝利をグッと引き寄せた。

 ただこの日の鹿島はまだ止まらない。後半36分、DF昌子源のロングフィードでMF柴崎岳が抜け出す。FWダヴィのゴールをお膳立てすると、今度は38分、ダヴィが右サイドで粘ってグラウンダーのクロスを入れる。これにスライディングで飛び込んだ柴崎がゴールネットを揺らす。「大勝できてよかった。またこれから連勝できるように頑張りたい」。鹿島を引っ張る22歳は、巻き返しを誓っていた。

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