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シャビ・アロンソが退団会見「今回の決断は憤りからではない」

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 レアル・マドリーからバイエルンに電撃移籍したMFシャビ・アロンソが29日、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで退団会見を行った。レアルの公式HPが会見でのコメントを伝えている。

 09年夏にリバプールから加入し、5シーズンにわたってレアルでプレーしたシャビ・アロンソは「マドリディスタにありがとうと感謝の言葉を伝えたい。入団1日目から、自分にとってまるで家のように感じることができた」と、サポーターに対する感謝を述べたうえで、「このチームの一員ではなくなるが、マドリディスタのファミリーであることをやめるつもりは今後もない」と強調した。

「今、自分にとって新たな時代の扉が開いた。自分の人生の中で一番難しい決断だった。マドリードを離れることは決して簡単ではない。しっかりと何度も考えたものであり、自分自身に対し、レアル・マドリーに対し、正直でいたかった」

 移籍に至るまでの心境をそう打ち明けると、「クラブは自分が出ることを望まなかったが、決断は自分のものであり、話を聞いてほしいと願った。クラブは今回のオファーに納得しなかった。だが、自分にとって新しいキャリアをスタートさせることを理解してくれた」と、移籍を容認したクラブに感謝した。

 レアルは今季、MFトニ・クロース、MFハメス・ロドリゲスを獲得。中盤の補強がシャビ・アロンソに退団の意志を固めさせたのではないかとの憶測もあったが、「今回の決断は憤りからのものではない」と否定。クロースについて「彼は偉大な選手。自分が残っても、2人とも多くの試合出場をしていたと思う」と指摘し、「チームは昨シーズン以上に素晴らしいメンバーが今季もそろっている」と、古巣となったレアルへエールを送った。


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