フランス戦に臨むスペイン

　スペイン代表は4日、国際親善でフランス代表と対戦する。ビセンテ・デル・ボスケ監督は、新たな時代を迎えるスペインが再び成功できることを願うと語った。

　ワールドカップ(W杯)でまさかのグループステージ敗退に終わり、復活を目指しているスペイン。W杯でベスト8まで進んだフランスとの一戦を前に、デル・ボスケ監督は次のように話している。スペイン『アス』が伝えた。

「我々は新たなステージを始めた。W杯にいなかった選手が8人いる。新たな時代でも正しいチョイスができることを願っているよ」

「フランスの方が強い?　立場が変わった可能性はある。フランスはベスト8までいき、敗れた相手のドイツはW杯で優勝した。フランスは素晴らしい大会を過ごしたんだ。スペインはグループステージで敗退している。フランスは強く、安定したチームを維持しているんだ。内容も結果も改善している」

　フランス戦は重要な試合と語るデル・ボスケ監督は、選手たちに何を話したかと問われると、次のように答えている。

「スペイン代表にとって非常に重要だった、だが今はいない2人の選手を模範に挙げた。シャビ・エルナンデスとシャビ・アロンソのことだ。彼らのスピリット、そしてダビド・ビジャのスピリットが、新たな選手たちとともに続いていくことを願っている」

　デル・ボスケ監督はDFジェラール・ピケを招集外とし、コンディションを理由に挙げた。その後、バルセロナのルイス・エンリケ監督が同選手は「完璧な状態」だと話したが、ピケは自らデル・ボスケ監督に招集しないように求めたと明かしている。

「ピケが言ったことを繰り返すよ。個人的に彼と話して、彼は私にいくつか問題があると言ってきた。だが、クラブではプレーできるとね。私よりも選手の近くにいるL・エンリケ監督は、彼がフィットしていると見て、(ビジャレアル戦で)起用したんだ」