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2度追いつかれてのドローに不満の麻也「受け入れがたい」

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[9.9 キリンチャレンジ杯 日本2-2ベネズエラ 日産ス]

 2度のリードを追いつかれての引き分けという結果にDF吉田麻也(サウサンプトン)は不満を隠さなかった。「一番は勝てなかったことがすごく悔しい。監督は『結果はあまり気にしなくていい』と言っていたけど、受け入れがたい引き分け」と率直な心境を吐露した。

「ミスが重なっているし、リードして追いつかれて、リードして追いつかれた。リードしたあとの戦い方がよくないし、失点の仕方もよくない。(攻撃の)形もそんなにつくれなかった」

 後半6分にFW武藤嘉紀の代表初ゴールで先制しながら、7分後にDF水本裕貴のミスからPKで同点に追いつかれた。後半22分にはMF柴崎岳が代表デビュー弾。ところが、その4分後にGK川島永嗣のファンブルで再び追いつかれた。

「ポジティブな点は新しい選手がアピールしたことと、武藤が決めたあと、多くの選手が前に行く姿勢を出し始めたこと。新しい選手も今までいた選手も『自分が』という気持ちが出てきた。競争が激しくなるのはプラス」

 キャプテンの一人に指名され、DFリーダーでもある吉田は、新戦力の活躍がチームを活性化させることを喜びながらも、「ラインコントロールももう少しできたと思うし、前線がプレッシャーに行っても後ろが付いていかない場面があった。行くときと行かないときをもうちょっと後ろから声をかけないといけないし、攻撃の形ももう少しつくらないといけない」と指摘。攻守両面で満足からは程遠かったようだ。

(取材・文 西山紘平)

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