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順位交代の危機回避…磐田が北九州との3位4位決戦に快勝

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[9.20 J2第32節 磐田3-1北九州 ヤマハ]

 ジュビロ磐田がホームでギラヴァンツ北九州に3-1で勝利した。勝ち点1差で迎えた3位4位の直接対決。磐田が5戦ぶり勝利でものにし、勝ち点差を「4」に広げた。なお、磐田が勝利したことにより、今節の首位湘南のJ1昇格はなくなった。

 磐田が北九州を圧倒した。先制点の場面は前半7分、FW前田遼一が右サイドからクロスを入れると、ニアに入り込んだDF櫻内渚が押し込み、幸先よく得点を奪った。

 追加点も櫻内が奪う。前半22分、右サイドからMFフェルジナンドがクロスを入れると、一度目のクロスは跳ね返される。しかしヘディングで入れ直すと、ニアで櫻内がアクロバティックなボレーシュートで合わせて、2点目。さらに磐田は前半アディショナルタイム3分、フェルジナンドがミドルシュートを放つと、ボールはクロスバーを叩く。真下に落ちて、ピッチに戻ってくるが、ゴールと判定され、前半だけで3点のリードを奪うことに成功した。

 北九州が意地を見せたのは後半45分、FW池元友樹がDF森下俊に倒されPKを獲得。これを自らが沈め、一矢報いる。池元は3試合連続ゴールとなった。しかし反撃はここまで。勝てば逆転で3位に浮上した北九州だが、大事な直接対決で完敗を喫してしまった。

 磐田3年目DFの櫻内は8月31日の栃木戦でプロ初ゴールを記録。この日はそれ以来のゴールで、もちろん初のドッピエッタとなった。2点目のボレーシュートに関しては「感覚で打った。あまり覚えていない」と興奮気味に振り返った櫻内。「勝ちたいという気持ちを前面に出した結果」と5戦ぶり勝利を噛みしめた。

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