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[コマスポ]後期初勝利!圧巻コーナー3発!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第14節は20日、千葉県総合スポーツセンター東総運動場で駒澤大vs東京国際大戦が行われた。前節は上位を走る早大相手に善戦。後半は素晴らしい内容だったが逆転には至らず後期初白星はお預けとなった。後期初白星、インカレ出場のためにも負けられない戦いが始まった。試合はいきなり動いた。8分。東国大の素早いカウンターに屈し失点。前半は東国大が主導権を握り、1点を追う形で折り返す。後半に入り駒大は得意のセットプレーから幾度となくチャンスを演出。まずは49分にコーナーキックからDF川岸祐輔(4年=前橋育英高)が気迫のダイビングヘッドで同点に。続く56分。またもコーナーキックから最後はFW小牟田洋祐(4年=前橋育英高)が詰めて逆転。さらに65分。三度コーナーキックから代わった斎藤純平(4年=秋田商業高)が頭で合わせ追加点。直後に東国大に素晴らしいフリーキックを決められるも、このまま試合終了。見事に後期リーグ戦初白星を掴んだ。

 試合開始わずか8分後。最初にネットを揺らしたのは東国大だった。中盤でボールを奪い素早い攻撃。左サイドを完璧に崩しグラウンダーのクロス。中でフリーだったFW加藤龍治(4年=成立学園高)が難なく合わせ、駒大は早々に失点を許す。前半のうちに追いつきたい駒大だったが、出足の速さ、球際で東国大に上回られ、チャンスらしいチャンスを作り切れない。前半は25分のMF平野篤志(3年=大宮ユース)の決定的なシュートシーン以外は得点の匂いが感じられない、難しい試合展開になってしまっていた。

 後半は前半と打って変わり駒大が試合をコントロールする。49分、右CKを獲得するとMF板倉直紀(4年=千葉U-18)の正確なキックに川岸が鮮やかなダイビングヘッドで合わし試合を振り出しに戻す。この気迫の一撃により試合の流れ、雰囲気がいっきに駒大に傾いた。同点弾からわずか7分後、駒大はまたもセットプレーで逆転に成功する。1点目と同様右CKを得ると、板倉のキックをファーで川岸が折り返す。最後はゴール前混戦となったが、小牟田が押し込んだ。エースの後期初得点で駒大が後半立ち上がりにリードを奪った。駒大の勢いは止まらず、65分に追加点を奪取する。3点目もコーナーキックからだった。65分、左CKを板倉が蹴ると、ニアで合わせたのは斎藤。代わった斎藤の値千金のヘディング弾で白星をぐっと手繰り寄せた。しかし試合はこのまま終わらない。67分に東国大のMF上船利徳(4年=神村学園高)に素晴らしいFKを沈められ、たちまち1点差に。その後は東国大の怒涛の攻撃を耐える時間が長かった。ただこの日の駒大には粘り強さがあり最後の所で体を張り、ゴールを割らせない。結局このまま試合が終わり、昇格組同士の一戦は駒大が白星を掴んだ。

 試合後板倉は「粘り強く守れた」とコメント。確かにこの日の終盤は粘り強く守れており、気迫も見えた。しかし前半は酷かった。試合後小牟田は「立ち上がりがいつも悪い。改善しないといけない」と語った。前節も今節も駒大の「後半の戦い」は素晴らしかった。板倉は「前半の最初から後半のような戦いが出来れば」と話した。これから上位のチームとの対戦が増える中でいかに90分間、ここ2試合の「後半の戦い」が披露出来るか。そこに今後の駒大の運命が懸っているのかもしれない。次節は首位順大。首位相手に集中した90分を見せることでインカレ出場、さらには上位進出が見えてくるだろう。

[写真]セットプレーのキッカーとしても活躍が目立った板倉

 (文 駒大スポーツ 権平雅大)


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