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ミラン、リーグ戦で敗れたサッスオーロにカップ戦でリベンジ

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新戦力チェルチが存在感

 13日に行われたコッパ・イタリアでミランはサッスオーロをホームに迎えて2-1で勝利を収め、ベスト8進出を決めた。

 1週間前にセリエAでサッスオーロをホームに迎えて1-2と敗れているミランは、引き続き本田圭佑がアジアカップのため不在。新戦力のチェルチが本田が務めていた右FWで先発し、中央にパッツィーニ、左にエル・シャーラウィという形でスタートした。

 対するサッスオーロは、大幅なターンオーバーを敷く。ザザとベラルディがベンチスタートとなり、前線はサンソーネ、フロッカリ、パヴォレッティというメンバーになる。

 序盤からボールを支配したミランは、25分に大きなチャンス。ロングパスに抜け出したチェルチがペナルティーエリア右からシュートを放ったが、右足でのシュートはポミニに止められる。

 それでも相手に大きなチャンスを与えなかったミランは、38分に先制点。右サイドからチェルチが左足でクロスを入れると、低めのボールにニアのパッツィーニがボレーで合わせてゴール左に決めた。

 42分には、左からデ・シリオが上げたクロスにチェルチが合わせるが、右のポストに嫌われてゴールならず。

 サッスオーロは難しい前半を過ごしたが、前半アディショナルタイムに見せ場をつくる。左からのFKにブルサリコが頭で合わせてゴールネットが揺れた。しかし、オフサイドのジャッジで得点は認められずに折り返すことになる。

 後半の立ち上がりにもチャンスをつくったミランは、1週間前とは違う結果に向かっているように見えた。

 しかし、簡単にはいかない。63分、サパタがパボレッティに対するファウルでサッスオーロにPKを献上すると、1週間前にもゴールを許したサンソーネにPKを決められる。

 後半からボネーラを投入したミランは、83分にチェルチを下げてモントリーヴォを送り込む。対するサッスオーロは86分、先週逆転弾を挙げたザザをピッチに入れた。

 それでも、ミランが終盤に勝ち越す。86分、ボネーラの浮き球のパスをゴール前で受けたポーリが放ったボレーは惜しくもクロスバーだったが、こぼれ球をデ・ヨングが押し込んで2-1。土壇場で勝ち越しに成功する。

 サッスオーロは即座にベラルディとフローロ・フローレスを投入して巻き返しを図るが、3分のアディショナルタイムでできることは多くなかった。

 試合は2-1でミランが勝利。リーグ戦のリベンジを果たした。ミランは準々決勝でトリノ対ラツィオの勝者と対戦する。
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