[2.28 富士ゼロックススーパー杯 G大阪2-0浦和 日産]

「敗戦から学ぶということをしていきたいと思います。後半勝負だというのは前半見て分かっていましたし、やっていることは全然悪くなかった。セットプレーでやられてしまっているのは反省しなければいけないですけど、全体的には悪くなかったと思います」。浦和レッズGK西川周作は0-2で敗れたG大阪との富士ゼロックススーパー杯に無念さを滲ませながら振り返ったが、すぐに切り替えて前を向いた。

「きょうはバランスを崩さないことを心がけていた」というこの日の前半、G大阪に放たれたシュートはわずか1本。チャレンジ&カバーが徹底され、DF槙野智章やDF森脇良太が攻撃参加した場面でもMF阿部勇樹やMF柏木陽介がしっかりとスペースを埋めて穴を塞いでいた。西川も危なげないボール捌きでポゼッションに関わりながら、守備面でも隙を与えず。だが後半23分、チームはCKの攻防戦で競り負けると、ゴール前でマークを外されて失点、終了間際にダメ押された。

　ACL水原三星戦に続き2試合連続2失点。西川は「結果がこの2試合出ていないですけれどネガティブになる必要はないですし、これからリーグが始まってくる中で上がっていくだけかなと思う」と語り、3月4日のACL第2節・ブリスベン戦へ向けては「ホームで次勝てればまだまだチャンスがあると思いますし、しっかりと勝って勝ち点3奪いたいですね」と誓った。後押ししてくれるサポーターへ「自分たちが結果を残すのが恩返し」という西川が、チームメートたちとともに、次こそ必ず白星を届ける。

(取材・文 吉田太郎)