beacon

勝利に安堵のG大阪MF倉田「今は勝つのが大事」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.28 富士ゼロックススーパー杯 G大阪2-0浦和 日産]

 チーム最多となる3本のシュートを放った。ゴールへの積極的な姿勢を見せたガンバ大阪MF倉田秋に得点こそ生まれなかったものの、フル出場を果たしてチームをゼロックス杯優勝へと導いた。

 前半から浦和にボールを持たれる展開が続いたが、「我慢していれば、相手も焦れてくると思っていました」と倉田が語ったように、粘り強い守備で浦和に得点を許さない。しかし、G大阪もなかなか決定機を生み出せずに苦しんでいた。

 この状況を後半18分に投入されたFWパトリックが打開する。ブラジル人助っ人が前線で基準点となり、味方の攻め上がりを促すと、チームに勢いがもたらされた。倉田も「みんながパトを信じて、こぼれ球を拾えたので、そこから二次攻撃、三次攻撃につなげられました」とその効果を語る。するとチームは同23分とアディショナルタイムにゴールを記録して、2-0の完封勝利を収めた。

「戦い方はよくなかったかもしれません」と思うような試合運びができなかったとした倉田だが、24日に行われたACL第1節広州富力戦で0-2で敗れていたこともあり、「今は勝つことが大事。勝つことが自信となり、波に乗れると思う」とこの日の勝利がチームに勢いをもたらすことを信じている。

(取材・文 折戸岳彦)

TOP