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先制点のG大阪MF阿部「積極的に狙わないとシュートは入らない」

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[3.18 ACLグループリーグ第3節 G大阪1-1ブリーラム・U 万博]

 2014シーズン、3冠を勝ち取ったガンバ大阪が勝てない。18日にはブリーラム・ユナイテッドをホームに迎え、前半39分にMF阿部浩之のゴールで先制したが、後半に追い付かれると、そのまま試合は1-1で終了。公式戦6試合を終えて、勝利したのはゼロックス杯の浦和戦のみとなっている。

 勝てない要因について、阿部は「90分間を通して、フワッとなってしまう時間帯もありますし、集中力がまだ足りない。ここは締めないといけないっていうところで、今日ならファウルをしてしまったり、そういう意思の甘さがチームにあると思う。いかに集中して締められるかが、足りないと思います」と、指摘する。

 これまでACLの2試合では0-2と完封負けを喫していた。この日の阿部の先制点は、G大阪の大会初得点であり、ここまでの悪い流れを払しょくするゴールになるかと思われた。しかし、G大阪は前半に追加点を挙げられないまま折り返すと、後半はシュート2本しか打てなかった。

「追加点を挙げられないことが課題です」と阿部は言い「難しい課題ですけど、どんどん積極的に狙わないとシュートは入らない。絶対に決めないと、となると、プレッシャーを感じて大事に行ってしまうことも出てくる。だから、前線の選手はチャンスだと思ったら、思い切って打つべきだと思います。それがゴールにつながると思うので、シュートの数を増やせれば決まる本数も増えてくると思うので、前線はみんなでどんどん点を取る事を考えてやりたいと思います」と、シュートの本数を増やすことを解決策にあげた。

 それでも、ACLの過去2戦に比べると、「断然良かった」と阿部が言うように、チームは少しずつ良い方向へ向かっている。とはいえ、グループリーグは前半戦が終わってしまった。「あと3連勝するしか、僕たちにはグループリーグ突破のチャンスはないと思う」と阿部は危機感を口にする。「相手とかは関係なく、勝ち点を10まで伸ばすことが、いま最大のできることだと思うので、それだけを考えて、まず次のアウェーゲームに全力で臨みたいと思います」と、後半戦の巻き返しを誓った。

(取材・文 河合拓)
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