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右SBへのコンバートで2A!横浜FM三門「どれだけクロスを上げられるか」

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[4.4 J1第1ステージ第4節 柏1-2横浜FM 柏]

 この試合で2アシストを記録した横浜F・マリノスのMF三門雄大。ボランチとして先発したが、後半26分から右サイドバックにポジションを移すと横浜FMの全得点を演出した。

 同点弾となった1アシスト目。MF兵藤慎剛から右サイドに出たボールをダイレクトで中央へ。「1点目は翔が見えていた。翔がDFから逃げてくれていたので、そこに上手く合わせることができた」。クロスボールをFW伊藤翔がヘディングで合わせて柏ゴールを破った。

 決勝点となった2アシスト目も1点目と似たような形になった。兵藤からのリターンを受けたMF齋藤学が右サイドのスペースに出すと、走り込んだ三門が再びダイレクトで中央に入れる。「誰か中にいるのは見えていたので、そこに入れるので誰か触ってくれという感じで」。今度はグラウンダーのボールを選択すると、逆サイドでDF下平匠が押し込んだ。

 三門を右サイドバックに配してからの逆転劇。エリク・モンバエルツ監督はレギュラーのDF小林祐三が怪我を抱えていることもあって、三門の起用を準備していたと明かす。「三門を右サイドで使う練習をしていた。非常に運動量があるので、攻撃を活性化させてくれるだろうという期待のもとに変更した」。

 当の三門はサイドバックを務めるにあたって、攻撃の部分を強く意識していたという。「新潟のときに最後サイドバックをやっていましたし、僕自身サイドバックをやったときはどれだけクロスを上げられるかとか、そっちに重点を置いているので。今日だってどれだけ兵くん(兵藤)の周りを走って相手に脅威を与えられるかとか。もちろんディフェンスは大事だと思うんですけど、僕が行くことによって押し込めれば。それが結果的にチームの勝利に導けてよかった」。

 これでナビスコ杯も含めた公式戦で3連勝。「完全に崩した形はいままでにない形だったので、チームとしては得点の幅が広がる勝ち方だった」。2点ともに起点となった兵藤は、内容にも自信を覗かせた。

(取材・文 奥山典幸)

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