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[MOM1355]横河武蔵野FCユースMF渡辺基希(新2年)_左利きのゲームメーカー、前日の兄に続くMOM

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.15 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ順位リーグ 横河武蔵野FCユース 3-0 東海学園高 J-GREEN堺]

 中盤の底の位置で受けては前を向いてボールを捌いていく。横河武蔵野FCユースは左利きの長身MF渡辺基希(新2年)が、攻撃の軸となっていた。増本浩平監督は「前半なんかは相手のシステムとの兼ね合いとかありましたけれど、受けて捌けてというところが出ていた。いつもいい形でアンカーのところで前を向いてくれる。それで梅原(陸)や見木(友哉)が浮いたりすることができてまだまだいた。期待としてはロングの展開がもう少しできてくれば」。元々左SBだったというボランチ。課題はあるが、長身を活かした空中戦の強さとゲームコントロールなど、チームの心臓とも言える位置で奮闘している。

「(特長は)身長あるんで相手GKが下で回せない時に競り合いで勝ったり、あとは左利きなんで対角線の裏パスとかです。守備の部分があまり上手くないので、守備の対人とかを強くしたい」と渡辺。前日は兄・渡辺将矢がG大阪ユースB戦でファインゴールを決めて、指揮官から評価されていたが、この日は弟がそのプレーでマン・オブ・ザ・マッチに挙げられていた。中学時代、兄が浦和ジュニアユースでプレーしていたのに対し、渡辺は横河武蔵野Cユースに所属。それが高校では横河武蔵野FCユースでともにプレーすることになった。それだけに「兄弟でのプレーが上手く通用すればいい」と兄弟でチームの勝利に貢献することを誓っている。

 G大阪ユースと対戦した今回の「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」。渡辺は「裏パスとか通用するか試してみたかったです」とクラブユース屈指の実力を持つG大阪ユース戦へテーマを持って臨んでいた。ともに決勝リーグ1勝同士で迎えたG大阪ユースAとの“決勝戦”は好勝負を演じたものの、惜しくも敗戦。優勝は逃したものの、「ミドルシュートとか、もっとシュートを打って行きたい」と課題を感じるなど次へ繋がる大会にすることができた。セルヒオ・ブスケツに憧れるというMFは「今年はT1(東京都1部リーグ)も連勝続いているんで無敗優勝が叶えばいい。個人的にはスタメンを固定できるようにしたいです」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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