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4ゴールずつ生まれる壮絶な打ち合い…柏のGL突破は持ち越し

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[4.8 ACLグループリーグ第4節 山東魯能4-4柏 済南]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)E組で2位につける柏レイソルは、同組3位の山東魯能(中国)の本拠地、済南オリンピックスポーツセンターに乗り込んだ。勝てばグループリーグ突破が決まる柏だったが、打ち合いの末に山東と引き分け。ACL無敗(2勝2分)守り、2位をキープしている。
 
 敗れるとグループリーグ敗退の可能性が高まる山東が、最初のチャンスをものにする。前半4分、FWワルテル・モンティージョが柏DFラインの裏に斜めのボールを入れると、フリーのFWワン・ヨンポーに通る。シュートはGK菅野孝憲を抜き、いきなりスコアが動いた。

 先手を奪われた柏は、10分を過ぎたあたりから徐々に流れを引き寄せ始める。すると前半23分、MF大谷秀和のパスを受けたFWレアンドロがDFを背負いながらも右足でGKの股を抜く。レアンドロの公式戦2試合連続となるゴールで試合を振り出しに戻す。

 1-1になると、一気に点の取り合いの様相を呈する。前半29分、レアンドロの浮き球のパスが山東DFの裏に通ると、フリーになったFW工藤壮人が右足を振り抜くて逆転に成功する。さらに3分後にはFWクリスティアーノが左サイドでDFに競り勝つと、そのままドリブルでPA内まで侵入し、GKとの1対1を落ち着いて沈めて追加点。リードを2点に広げる。

 しかし、山東も反撃。34分にモンティージョのクロスからMFジュニオール・ウルソがヘディング弾を許す。さらに37分、PA内で間接FKを与えると、モンティージョに豪快に決められ3-3。同点のままハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がりに山東にPKを献上、これを中国代表FWヤン・シュに沈められ再びリードを許す。現役ブラジル代表FWディエゴ・タルデッリを投入し、とどめを刺しにかける山東。しかし、この試合8点目は柏に入る。クリスティアーノが自ら倒されて得たFKで、GKを弾きながらもゴール。スコアはこのまま動かず、4-4のドローで決着をみた。

 グループ2位をキープし、グループリーグ突破へ前進した柏の次戦は4月22日、ホームに同勝ち点で並ぶ首位の全北現代(韓国)を迎える。

【順位表】※第4節終了時
1.全北現代(韓国)(8)+6
2.柏(日本)(8)+5
3.山東魯能(中国)(4)-3
4.ビン・ズオン(ベトナム)(1)-8



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