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[ケイスポ] エースと期待の新星が今季初ゴール!2連勝で好発進 駒大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[4.11 関東1部リーグ第2節 慶應義塾大2-1駒澤大 駒沢オリンピック公園総合運動場]

 開幕戦で法大に快勝を収めた慶大は、同じく初戦で白星を飾った駒大と対戦した。慶大は、29分に松木駿之介(1年=青森山田高)からパスを受けた端山豪(4年=東京ヴェルディユース)が先制点をゲット。その7分後にも松木がヘディングで決め、リードを2点に広げた。後半はセットプレーから追撃を許したが、そのままのスコアで逃げ切り、チームは開幕2連勝を収めた。

 慶大は前節からメンバーを1人変更。田中健太(2年=横浜F・マリノスユース)に代わって渡辺夏彦(2年=國學院久我山高)が先発したほかは、同じ布陣で試合に臨んだ。

 序盤から慶大は立て続けにゴールに迫ったが、いずれも得点には至らない。すると、その後は持ち味である速攻を封じられ、ペースをつかめない時間帯が続いてしまう。それでも、29分に試合を動かす。端山が絶妙なスルーパスを通し、松木を経由してボールは再び端山のもとへ。低弾道のミドルシュートを放つと、これが鮮やかにネットを揺らした。そして、直後の36分にも得点を奪う。ペナルティエリア付近で端山が絶妙なクロスを送ると、中央で松木が反応。強烈なヘディングシュートがGKの手をはじき、ゴールに吸い込まれていった。松木にとっては、これがうれしい公式戦初ゴール。1年生の活躍で勢いに乗った慶大が、優勢のまま前半を折り返した。

 しかし、後半は一転して劣勢に立たされてしまう。流れを変えられずにいると、71分にはペナルティエリア脇でFKを与え、最後は宮坂にゴールを奪われてしまった。追撃を許した慶大は、すぐさま決定的なチャンスを迎える。加瀬澤力(3年=清水東高)が狙い澄ましてシュートを放つも、クロスバーに嫌われて得点ならず。終盤は再び押し込まれながらも、ディフェンス陣を中心に最後まで集中力を保ち、逃げ切りに成功した。

 開幕から2連勝と、好調な滑り出しを果たした。その要因として、先制点を奪えている影響が大きい。「堅守」で相手の攻撃をしっかりと受け止め、逆に相手が前掛かりになったスキを「速攻」で突くことができるからだ。だが、勝因はそれだけではない。連勝スタートの裏には、影の立役者がいる。

 その正体とは、「リサーチ班」と呼ばれる人たち。毎試合、対戦相手の特徴を入念に調べ、勝つための秘策を練り続けている。ここ2試合では、日頃のピッチ外での努力が実を結んだ形となった。そして次節は、昨季のインカレ王者・流経大が待ち受ける。チーム全員が一体となって勝利をもぎ取り、さらに波に乗りたいところだ。

試合後のコメント

端山豪(4年=東京ヴェルディユース)
―今日の試合を振り返って
「終盤押し込まれて厳しい展開になったんですが、しっかりここで勝ち点3を取ることが出来て良かったと思います」

―自身のゴールを振り返って
「自分がパスを出して、前に行ってそこでしっかりシュートを打てたので、良い形ではあったのですが、得点シーンの形云々より1点取ってチームを勝利に導くことが出来たことの方が嬉しいです」

―次節に向けて
「今日のことは忘れて、また次の試合で勝ち点3が取れるように、改善点を改善したり、攻撃の質を向上させたりしていきたいです」

松木駿之介(1年=青森山田高)
―今日の試合を振り返って
「ピッチにいた選手もベンチも応援隊も総力戦で勝ち取った勝ち点3だと思います」

―得点シーンを振り返って
「(端山)豪くんから素晴らしいクロスが来て、ヘディングには自信を持っているのでいつも通り合わせるだけで、感触の良いゴールでした」

―次節に向けて
「次の流経大戦に勝つことが本当に力があるということですし、3連勝となればそのまま波に乗れると思うので次の試合が本当に重要だと思っています」

(取材・文 慶應スポーツ新聞会 木下彰)

[次節試合予定]

第3節 4月15日 流経大戦 (13:50@川口市青木町公園総合運動場)

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