beacon

[プリンスリーグ北海道]新生・北海道大谷室蘭が4発発進!連覇へ向けて好スタート

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.26 プリンスリーグ北海道第1節 北海道大谷室蘭高 4-0 旭川凌雲高 東雁来公園サッカー場]

 全国各地で開幕された高円宮杯U-18サッカーリーグ2015プリンスリーグ。26日には、全9地域の中で最も遅い開幕となったプリンスリーグ北海道の開幕戦が東雁来公園サッカー場でセントラル開催された。第1試合で登場した昨年の覇者・北海道大谷室蘭高が、今季からプリンス初昇格となった公立校、旭川凌雲高を相手に4-0で勝利し、幸先の良いスタートを切った。

「今年は昨年のメンバーがごっそり抜けて、正直厳しい」。

北海道大谷室蘭の及川真行監督はそう語るものの、CB小山内健太、MF内山竣太、MF葛西大河(全て3年)という3人の主軸が残り、頼もしい新戦力も加わった。北海道を代表する名門校が今年も北海道をリードする存在であることに変わりはない。

 開幕戦は前日に足に違和感を覚えた小山内が出場を回避したが、野村駿斗(3年)と村田悠貴(2年)のCBコンビが安定したプレーを見せた。さらに右SB加賀寛也(3年)が持ち前の攻撃力をフルに発揮。激しいアップダウンからクロスを供給するだけでなく、カットインから果敢にシュートを狙った。

 また、左サイドからは豊富な運動量とフィジカル強さを持ったMF楠大我が、ダイアゴナルランで加賀と共にバイタルエリアを活性化する。一方、プリンスリーグ初陣となった旭川凌雲は身体を張った守りを見せるDF澤日向(3年)やDF楠田航平(3年)中心に対抗。だが、北海道大谷室蘭は前半19分に楠のヘディングシュートで先制点を奪う。

 北海道大谷室蘭は後半にもFW工藤龍也と内山のゴールで加点。また、後半には及川監督が「期待の存在」と太鼓判を押す、FW川村航哉とMF高橋耕平の1年生コンビが揃って公式戦デビュー。高橋は高い守備力とボールの引き出しで中盤を安定させ、川村は積極的な仕掛けを見せて後半44分に4点目となる初ゴールを叩き込んだ。

 確かなスタートを切った名門・北海道大谷室蘭。今年の北海道も旭川実高、帯広北高、札幌大谷高、札幌一高とライバルはひしめいているが、昨年同様に安定した力で2連覇を目指す。

[写真]この日1得点を挙げた北海道大谷室蘭の工藤が中央へ切れ込む

(取材・文 安藤隆人)

TOP