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[JFAプレミアカップ2015]組み合わせ決定!2年連続の世界進出狙う広島ジュニアユースは強豪揃いのグループに!

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 U-15年代の春の日本一を争う「JFAプレミアカップ2015」が3日から5日にかけて大阪府のJ-GREEN堺で開催される。関西代表として今大会に挑む京都サンガF.C. U-15(京都)のMF江川慶城キャプテンが「この大会は中学の全国大会で唯一、世界に繋がる大会。世界を初めて意識して戦える貴重な場なので、ぜひ優勝したい」と意気込んだように、優勝チームは世界各国の強豪クラブが参加する「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールドファイナルズ2015」への出場権を得ることができる。開幕を前日に控えた2日には堺市内で組み合わせ抽選会が行われた。

 出場12チームの全選手とコーチ陣が集まって開催された抽選会では、開会の挨拶に続いて、昨年度優勝のサンフレッチェ広島ジュニアユース(中国、広島)の迫井深也監督が登壇。「今大会に参加するチームも素晴らしいチームばかりなので、1試合でも多く真剣勝負がしたい」と語ると、世界大会での戦いを振り返る映像が大型スクリーンに映し出された。

 そして、映像を用いての12チーム紹介が行われ、各チームキャプテンによる抽選がスタート。同地域のチームが1次ラウンドで対戦しないために、2チームが出場する地域から抽選を行った。先陣を切った長岡ジュニアユースFC(北信越、新潟)はグループAに決定。10、11年の大会を制した京都、サンフレッチェびんごジュニアユースFC(中国、広島)、愛媛FC U-15(四国、愛媛)という曲者が揃うグループに入った長岡ジュニアユースFCのMF小泉善人は「テクニックで打開できる選手が多いので、自分たちの戦いができれば自信がある。唯一の街クラブなので、舐めてかかられるかもしれないけど全力でぶつかっていきたい」と意気込んだ。

 真っ先に4チームの組み合わせが決まったグループBはコンサドーレ札幌U-15(北海道)、青森山田中(東北、青森)、アルビレックス新潟U-15(北信越、新潟)、サガン鳥栖U-15(九州、佐賀)がマッチアップ。今大会唯一の中体連チームである青森山田中のFW檀崎竜孔が「チーム全員が本気で世界を狙っている。一戦一戦、本気で戦えば優勝も見えてくる」と話せば、初出場となる鳥栖U-15のFW石井決征も「練習からかなり走っているので、スタミナでは負ける気がしない。初出場初優勝したい」と気合十分。前回大会で準決勝に進みながらもPK戦で涙を飲んだ新潟U-15のDF若月洋は「あと一歩で敗れた悔しさを今年の大会にぶつけて、昨年以上の結果を残したい」とリベンジを誓った。

 そして、王者・広島ジュニアユースは昨年の全日本ユース(U-15)選手権大会優勝のFC東京U-15深川(関東、東京)、名古屋グランパスU15(東海、愛知)、大分トリニータU-15(九州、大分)と強豪揃いのグループCに決定。DF高尾昇吾は「2連覇できるのは僕たちしかいない。優勝を目指して全員で全力を出し切りたい」と口にし、「先輩たちは昨年、世界を経験してからは『フィジカルがまったく違った。世界ではこうだった』と練習から激しさを意識していました。先輩たちから学んだ球際の強さに、僕たちの代の武器であるチームワークの良さを発揮できれば」と加えた。対してF東京U-15深川のMF鈴木俊也は「前からの守備を徹底し、圧力をかけてボールを奪うのが僕たちのスタイル。チーム全員で一つひとつ積み上げてきたので、優勝を目指して全力を出し切りたい」と宣言。こちらも優勝を目標に掲げた。

 大会は3日と4日午前に1次ラウンドを開催。各グループの1位と、グループ2位のうち最も良い成績を残した1チームの計4チームが決勝ラウンドに進出し、4日午後に準決勝、5日に決勝を行う。3日間の熱戦を制し、世界の舞台に立つのはどのチームになるのか、注目だ。

[写真]王者・広島ジュニアユースはF東京U-15深川、名古屋U15、大分U-15と同組に

(取材・文 森田将義)
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