[5.14 J1第1ステージ第12節 柏0-0湘南 柏]

　柏レイソル対湘南ベルマーレの一戦は、0-0の引き分けに終わった。柏は今季リーグ戦で勝利のないホームでまたも勝つことが出来ず。湘南も初の連勝とはならなかった。

　柏がAFCチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦を第1戦を19日に控えている影響で、週末に行われる予定だった第12節の一試合のみが、この日に行われた。平日ナイターだったが、観衆は6701人が詰めかけた。

　序盤からがっぷり四つの展開になった。柏は右サイドをFWクリスティアーノがチャンスメークを図る。ただ、フィジカルを生かした迫力ある突破を仕掛けたものの、ラストパスの精度を欠き、なかなか決定機までは持ち込めない。

　湘南もサイド攻撃でチャンスを伺う。前半35分にはMF永木亮太が左サイドからクロス。今季2試合目の先発となったMF山田直輝、FW高山薫と頭で繋ぎ、ポストを叩くシュートを放ったが、オフサイドもあり、ゴールにはならなかった。

　前半40分には柏のセットプレーの流れからGK秋元陽太とDFエドゥアルドが激しく交錯。秋元は側頭部、エドゥアルドは右肩付近を強打した。約3分間の治療を経て、ともに前半残り時間をプレーしたが、秋元は後半開始からGKイ・ホスンと交代になった。ただ、イは後半1分のクリスティアーノのシュートを好セーブで弾き出すなど、しっかりゲームに入った。

　終盤戦に突入してもなかなか均衡状態は崩れない。後半26分には湘南にビッグチャンス。しかし高山がGKと1対1の状況を作るが、GK菅野孝憲の壁を破ることは出来なかった。

　柏は後半32分にメンバー外となった試合を除き、今季初のベンチスタートとなっていたFWレアンドロをピッチに送り込み、勝負に出る。同38分にはレアンドロの突破からクリスティアーノがゴール前に抜け出しかけるが、ボールが足につかず、チャンスには繋がらない。柏は同43分にはDFキム・チャンス、同45分にFW大津祐樹を出場させるが、最後まで得点には繋がらなかった。

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