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ダービーで劇的弾の川崎FMFエウシーニョ「素晴らしいシュートだけでなく、勝てたことがうれしい」

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[6.7 J1第1ステージ第15節 川崎F2-1湘南 等々力]

 川崎フロンターレは7日、湘南ベルマーレとの神奈川ダービーを行い、2-1で勝利した。湘南に主導権を握られる時間帯が長かったものの、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに、こぼれ球を拾ったMFエウシーニョがカットインから左足を振り抜き、決勝点を叩き込んだ。

 前節の清水戦(2-5)、ナビスコ杯の仙台戦(1-1)と公式戦2試合未勝利だったチームの思いムードを払しょくする一撃になった。得点場面を振り返り、エウシーニョは「ボールがうまく自分のところに転がってきたときに、『終了間際のラストプレーだから、中に切り込んでシュートを打とう』と思いました。素晴らしいシュートが入ったことだけではなく、チームが勝利できたことを嬉しく思います」と振り返った。

 得点を挙げた瞬間、喜びを爆発させたが、「正直、ホッとした気持ちでした。ここ数試合、なかなか結果が出ない中で、日々、選手たちはあきらめずにトレーニングを積んでいた中で、結果が出ていなかったので。あのゴールが入った瞬間、サポーターのみなさんの前で勝利できると思ったので、ホッとしました。良い結果が出ないとプレッシャーを感じながらプレーすることになりますが、今日のようなホームゲームで終了間際にこういうゴールで勝てたことは、今まで引きずったプレッシャーから解放されると思います。ここで少し身軽になったからこそ、次の試合でも勝利を目指したいと思います」と、20日の松本戦に向けて気を引き締めた。

(取材・文 河合拓)

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