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復帰後初の埼スタ、浦和DF岡本「ようやく帰ってこれた」

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[6.7 第1ステージ第15節 浦和 1-0 清水 埼玉]

 今季リーグ戦初出場は、優勝の可能性のある重圧の掛かる試合だった。しかし、浦和レッズDF岡本拓也は3バックの右に入ると、清水の攻撃にきっちりと対応して完封勝利に貢献した。

 浦和の下部組織で育った岡本は、11年にトップチーム昇格を果たした。しかし、その年の第2節F東京戦でデビューを飾ったものの、その後は負傷もあり出場機会を増やせず。13年途中に長崎へ期限付き移籍し、今季から浦和へと戻ってきた。

 今季のリーグ戦初出場に「日々の積み重ねを(ペトロヴィッチ)監督も見てくれていたと思うし、日々の積み重ねが大事だと実感できました」と語りながらも、後半31分にMF鈴木啓太と交代してピッチを後にしたことで「残念でした」と悔しさも滲ませている。

 76分間の出場時間の中で、「やれたという手応えもあるし、もっとできるんじゃないかという自分への期待感があります。ただ、もっとできると思うので練習で意識していきたい」と感じ、今後のさらなる飛躍を誓った。

 埼玉スタジアムでの試合に「ようやく、帰ってこれたという感じです」と笑顔を見せると、「長崎にいる間も、埼スタで浦和レッズのユニフォームを着て試合に出ることをずっと目標に掲げていたので、その目標を達成できたのは良かったです」と続けた。そして、「常にメンバーに入れるようになり、スタメンを狙っていける存在になりたい」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦
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