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鮮やか連係からフィニッシュは齋藤、11戦ぶり得点も「もっと決めないと」

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[7.11 第2ステージ第1節 横浜FM 1-1 山形 日産]

 最後に飛び込んだのは背番号11だった。序盤からシュートチャンスを作った横浜F・マリノスは、前半12分に先制に成功する。これが鮮やかな連係だった。

 まずは右サイドのDF小林祐三がMF喜田拓也にボールを落とすと、喜田が鋭い縦パスを打ち込む。そのボールに反応したMF三門雄大のスルーパスからPA内に進入したFW伊藤翔がグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に走り込んだFW齋藤学がゴールへと流し込んだ。

 第1ステージ第7節湘南戦以来となるゴールに、「翔くんのパスでほぼゴールが決まっていたので、感謝しないといけません」とチームメイトへの感謝を示した上で、「あの位置にいてパスがくれば点を取れると思っていました。ああいうポジションにいることがすごく大事になってくると思うので、点を取れる場所をもっと探していきたい」と自身のポジショニングにも納得の表情を見せた。

 しかし、前半45分に山形に追い付かれると、後半は猛攻を仕掛けながらも勝ち越し点を奪えず。齋藤自身も後半38分に左サイドから切れ込んで鋭いシュートを放ったが、GK山岸範宏のセーブに遭っており、「もっと決めないといけない試合だったと思う」と悔しさを滲ませた。

 第2ステージ初戦はドローに終わり、第1ステージ第14節から5試合白星なしとなっている。「このチームで優勝を目指しているなら、こういう試合で勝ちきれないといけないし、これから勝っていくことがすごく大事になってくる」と表情を引き締めると、「自分が勝負を決められる選手になりたい」と力強く話した。

(取材・文 折戸岳彦)
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