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ザック:「長友?私は好きな選手としか言えない」

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 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリアメディアでセリエAのビッグクラブに言及した。インテルDF長友佑都については、自身が好きな選手と述べるにとどまっている。

 イタリア『palermo24.net』のインタビューで、ザッケローニ氏はまず、シニシャ・ミハイロビッチ監督が就任したミランについて次のように述べている。

「まだチームとして完成されていない。プレシーズンは監督にとって実験でしかないんだ。この段階でチームの信頼性を理解するのは難しい。何が足りないか、どの段階か、理解できるのは監督だけだ。ただ、非常に重要なのはスピリットで、ミランのそれはとても良い。良いシーズンを送れるんじゃないかな」

 一方、ロベルト・マンチーニ監督率いるインテルは失点の多さを指摘されている。また、同監督は長友を手放す考えとみられている。

「フレンドリーマッチはまったく参考にならないよ。リーグ戦でのテストを待つ必要がある」

「長友? ある監督がある選手を売りたいときは、ほかにより優れた選手がいるという確信があるということだ。サイドバックはデリケートなポジションで、クオリティーにあふれるサイドバックはそう多く出回っていない。私に言えるのは、私は長友がとても好きということだけだよ」

 セリエAは今季もユベントスが優勝候補の最右翼とみられる。だが、多くの主力が去ったのも事実だ。それでも、ザッケローニ氏はユーベを高く評価している。

「ユーベは満ち足りてしまわないように気をつけなければいけない。ただ、私は彼らの幹部たちを知っている。そうはならないだろう。彼らは常にうまく適切なモチベーションを見つけることができるんだ。ユベントスはまだ、ほかのすべてのチームの前にいるよ」

 最後に、ザッケローニ氏はイギリス『テレグラフ』の記事にも言及している。元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏や、パリSGFWズラタン・イブラヒモビッチが「過大評価された選手」の一人に選ばれたことは、イタリアでも大きな議論を呼んだ。

「賛成できないと言う必要すらないだろう。彼らは絶対的なカンピオーネ(最高級)たちだよ。それぞれのサッカーの見方というものがあるがね」

「イブラだって、むしろ過小評価されているかもしれない。バッジョについては、おそらくキャリアに影響したケガのことがあるんだろう。だが、彼のクオリティーを議論にかけるなど、クレイジーだね」

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