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[総体]東福岡MF三宅が全国ファイナルで先制ゴール!応援が「自分の絶好調に繋がった」

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[8.9 全国高校総体決勝 東福岡高 1-1(PK6-5)市立船橋高 ノエスタ]

 全国総体ファイナルの大舞台で先制ゴールを決めたのは、東福岡高MF三宅海斗だった。前半20分、三宅は敵陣に入ったところで相手DFのトラップミスを逃さずにインターセプト。ドリブルで右サイドを駆け上がると、絶妙な切り返しで追ってきたDF2人の間を抜ける。そしてわずかに中央へボールを運んでから左足一閃。この一撃がファーサイドのゴールネットへと突き刺さった。

 四日市中央工高との初戦でも決めているカットインからの左足シュート。「前半からリズム作れなくて個の力で突破して自分たちのリズムに持っていこうと思っていたので、それがまずゴールに繋がったことは自分でも驚いています。結構、研究されていたと思って、その中で自分の力を試したいというのがあったんですけど、入って良かったです」とチームに流れを引き寄せた一撃を喜んだ。

 後半6分に放った左足シュートがポストをたたくなど2点目のチャンスを活かせず、決勝のヒーローにはなり損ねた。それでもチームプレーの中で個を発揮して3得点を挙げた今大会について「手ごたえは結構ありますね」と自信を深めた様子。同時に「応援してくれた人がたくさんいたんで、それが力になったというか、それが自分の絶好調に繋がったと思います」と周囲の支えに感謝した。

 「これからはプレミアとかで強い相手とできるんで、自分の力を試したりして、選手権に向けてがむしゃらに頑張っていきます」と宣言。夏の全国制覇に貢献したが、まだまだ得意のドリブルを十分に発揮できたとは言い難い。岡山県16強だったという倉敷市立北中から九州の名門へ進学して日本一を勝ち取ったMFはこれからも「がむしゃらに」成長をめざす。

(取材・文 吉田太郎)
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