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新外国人エデルソン・モラエスがJ初ゴール!!“ナビスコ前哨戦”は柏に軍配

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[8.12 J1第2ステージ第6節 柏2-0神戸 柏]
 
 来月開催のナビスコ杯準々決勝でも顔を合わせる柏レイソルヴィッセル神戸による一戦は、柏に新加入のFWエデルソン・モラエスがホームデビュー戦で来日初ゴール。さらにDF輪湖直樹の豪快ミドルで加点した柏がナビスコ杯前哨戦を制した。

 柏は7月に加入したエデルソンが3トップの左で来日初スタメン。GK菅野孝憲が5試合ぶりにゴールマウスに戻った。
 敵地に乗り込んだ神戸は、韓国代表として東アジア杯を制したDFチョン・ウヨンが3バックの中央で先発。7月に柏から移籍してきたFWレアンドロもスタメンに名を連ねた。
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 2週間ぶりのJリーグ。中断前最後の試合では柏が0-3、神戸が0-4と大敗を喫しているだけに両チームにとって立て直しを計る試合となった。

 立ち上がり、まず仕掛けたのは神戸だった。マイボールでキックオフを迎えると、パスをつないで右サイドに展開。レアンドロとのワンツーで、MF石津大介が開始数十秒でPAに侵入するが、DF鈴木大輔がピンチの芽を摘みシュートまで持ち込ませない。

 柏の最初のチャンスは前半11分。チョン・ウヨンのビルドアップのパスをカットすると、右サイドのFW工藤壮人へスルーパスを送る。DFとGKを引きつけたところで工藤が中央へ折り返すと、エデルソンが右足で合わせてJ初ゴール。柏が先制に成功する。

 5-4-1の守備ブロックを敷く神戸だが、DFとMFの間のスペースを柏に上手く使われ、先制後も主導権を握られる。ボールを奪うと素早いカウンターを仕掛けるが、柏守備陣に跳ね返され好機をつくることができない。40分にはMF森岡亮太のパスを受けたDF高橋峻希が強烈なミドルシュートを放ったが、GK菅野の好セーブに阻まれ、1点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。

 後半に入り、攻勢をかける神戸は2分、MF渡邉千真がPAから右足で狙ったがシュートはゴールポストのわずかに右へ。その3分後には森岡が左足でシュート。しかし、これも枠をとらえることができなかった。

 神戸にペースを握られボールを回せなくなった柏は、11分にエデルソンを下げてMF武富孝介を投入。それでも神戸の流れは変わらない。12分、DFエドゥアルドのコントロールミスをレアンドロが奪ってPAに侵入。鈴木のカバーでシュートまでは持ち込めなかったが、セカンドボールを拾って再びゴール前まで持ち込むと、最後は石津が右足を振り抜く。しかし、シュートはゴールポストを叩き、ネットを揺らすことができない。

 しかし、我慢の時間が続いた柏が、再びスコアを動かす。27分、右サイドから仕掛けたMFクリスティアーノがクロスを入れると、神戸DFに跳ね返されたが、クリアボールを拾った輪湖が左足を一閃。矢のようなシュートが神戸ゴールに突き刺さり、柏がリードを2点に広げた。

 柏は守備陣が最後まで集中を切らさず神戸攻撃陣をシャットアウト。2試合ぶりの勝ち点3を獲得した。一方、アウェーでの柏戦で3連敗中の神戸は、昨季まで日立柏サッカー場で多くの勝利を挙げたネルシーニョ監督でも連敗を止めることができず。リーグでの連敗も3に伸びてしまった。

(取材・文 奥山典幸)

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