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攻守が噛み合い首位に立った柏、FW工藤「みんながやるべきことをできている」

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[8.20 J1第2ステージ第8節 柏2-0松本 柏]

 今季2度目のリーグ3連勝で、暫定ながら第2ステージで首位に立った柏レイソル。第2ステージの8節では、6試合で無失点と守備陣が安定、現在第2ステージではリーグ最小失点(6失点)を誇っている。攻から守、守から攻への切り替えの速さをFW工藤壮人は好調の要因に挙げる。「守備だけでなく(ボールを)取った瞬間に攻撃に移る速さだったり、攻撃しっぱなしではなく(ボールを)取られた位置からプレッシャーをかけてロングボールを蹴らせて後ろで回収するとか、うちのチームでは当たり前のことが徹底してできている」。

 FWレアンドロ(神戸)が移籍したことによる不安もよそに、工藤を中心とした攻撃陣も好調で、第8節までで無得点に終わったのは1試合のみだ。3トップの面子と配置はここ5試合は毎試合変化しているが、工藤はやりにくさよりもバリエーションが増えていることをプラスに捉えていた。「僕がセンターで出たり、エデ(ルソン)がセンターで出たり、それによってそれぞれの良さがあるので、何が良いかはわからない。今日で言えば、エデが前線で起点になりながら、僕やクリス(ティアーノ)が裏を突いたり、周りを武富(孝介)がフラフラしたり、良いコンビネーションがいくつかできていたので、またひとつ選択肢が増えると思う」。

 センターフォワードへのこだわりをかねてから口にする工藤。それでも「(ポジションを)固定することに越したことはないですけど、そこで選手がどうこう言うことはない。与えられたポジションで、みんながやるべきことをできていることで、チームが良い方向に進んでいると思う」とチームの勝利を最優先に考えていた。

 来週25日にはACL準々決勝第1戦が待っている。「チームの雰囲気は良い」と工藤。アジア最強チームのひとつである広州恒大戦をホームで迎え撃つ。

(取材・文 奥山典幸)

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