beacon

[全中]青森山田中が2日連続の圧勝劇、帝京大可児中は大敗で散る:2回戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

 第46回全国中学校サッカー大会の2回戦が21日に行われた。会場となった緑ヶ丘公園グリーンパークで8試合が行われ、準々決勝に進出する8チームが出そろった。

 前年度王者の青森山田中(青森)は宇都宮市立姿川中(栃木)と対戦し、7-0で勝利した。前日の1回戦の9-2に続く圧勝劇。初戦で無得点だった190cmFW三国ケネディエブスが5得点と爆発した。

 青森山田の上田大貴監督は「昨日の反省は失点だった。これまでのデータから5連戦の2戦目が一番難しいと選手たちには話していた。ここからは一戦一戦、戦うだけです」と勝って兜の緒を締めた。

 静岡学園中は京都市立修学院中に2-0で勝利。後半8分にFW加納大が右足で先制点を奪うと、同12分にはFW鈴木翔太がヘディングで追加点を挙げた。守っても相手のシュートを1本に抑える完勝だった。

 高川学園中(山口)は一昨年の優勝チームの帝京大可児中(岐阜)に5-0で大勝。1回戦でもハットトリックを決めたFW河野眞斗がこの日も2得点を決めるなど、実力校相手に快勝した。

 今大会初めてのPK戦までもつれ込んだ江別市立中央中(北海道)対松戸市立第三中(千葉)の一戦は、1-1から進んだPK戦を5-3で制した江別中央中が8強に進出。松戸第三の2人目で蹴ったMF大畑直樹のシュートをGK川村晴馬が見事にセーブした。

 桐蔭学園中(神奈川)は周南市立周陽中(山口)に1-0で勝利した。後半4分にMF薬師寺真希が決めた右足弾を最後まで守り抜いた。2試合連続の接戦を制しての勝ち上がりに松田隆監督は、「今年のチームは決して強いチームではないが、接戦で粘って、諦めずにウチの選手らしい戦いが出来ている」と表情を緩ませた。

 準々決勝は22日に行われる。組み合わせはこちら

▼2回戦
[緑ヶ丘公園グリーンパークC]
青森山田中(青森) 7-0 宇都宮市立姿川中(栃木)
[青]三国ケネディエブス5(16分、34分、36分、60分+3、60+4)、小林祥多(28分)、山田莉幾斗(51分)

桐蔭学園中(神奈川) 1-0 周南市立周陽中(山口)
[桐]薬師寺真希(34分)

[緑ヶ丘公園グリーンパークD]
江別市立中央中(北海道) 1-1(PK5-3) 松戸市立第三中(千葉)
[江]石岡凱(33分)
[松]関海翔(60分+2)

和歌山市立紀之川中(和歌山) 1-4 ルーテル学院中(熊本)
[紀]堀江本気(60分+1)
[ル]徳永敦優(35分)、烏川拓人(37分)、岩下悠介2(46分、49分)

[緑ヶ丘公園グリーンパークE]
日章学園中(宮崎) 4-0 東大阪朝鮮中(大阪)
[日]南太陽2(7分、13分)、鈴木陽介(34分)、比嘉将貴(60分+2)

暁星中(東京) 0-2 筑陽学園中(福岡)
[筑]赤司匠2(22分、50分)

[緑ヶ丘公園グリーンパークF]
京都市立修学院中(京都) 0-2 静岡学園中(静岡)
[静]加納大(38分)、鈴木翔太(42分)

帝京大可児中(岐阜) 0-5 高川学園中(山口)
[高]河野眞斗2(11分、33分)、松本聖之介(24分)、末次章悟(50分)、大石符生(59分)

[写真]今大会初のPK戦を制した江別市立中央中が8強へ!

(取材・文 児玉幸洋)
●第46回全国中学校サッカー大会特集ページ

TOP