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[MOM1483]佐野日大GK大滝昌広(1年)_控えだった中学時代糧に成長中の守護神、市船を完封

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.5 Rookie League A Group第9節 佐野日大高 2-0 市立船橋高 時之栖裾野G]

 佐野日大高の齊藤芳幸部長は「デカくてハイボールでポロをしない。ハイボールに強いし、1対1にも強い」と182cmの長身でがっちりした身体を持つGK大滝昌広を評した。その大滝が思い切った飛び出しからシュートを阻止し、持ち味のハイボールでも強さを発揮するなど市立船橋高完封に大きく貢献。チームを最終節での初勝利へ導いた守護神を齊藤部長はマン・オブ・ザ・マッチに推した。

 大滝は強豪たちと対戦した「Rookie League」の感想について、やはりこの試合が最も印象に残った様子。「市船戦でゼロに抑えきれたことが良かった。シュート打たれる時に立ち位置とか意識してしっかり止められたことが良かったと思います」と最終節で活躍した試合を挙げた。

 FC古河時代は、プリンスリーグ関東で奮闘する昌平高の1年生守護神・GK緑川光希の控え。武器であるハイボールの処理を磨いたが、レギュラーの座には手が届かなかったという。「古河の時は出られなかった。(緑川は)シュートストップとか反射神経とか良かった。キックも普通にハーフウェーライン越えたり差を感じた。高校で差を埋められるように練習とかも努力してやっています」。その努力が少しずつ実となり、実戦の舞台で活躍できるようになってきている。

 それでも、まだキックミスなどがあり、本人はチームの信頼を勝ち取っているとは感じていない。「自分としてはキックがミス多かったり、チームに迷惑をかけたりしているのでできるようにしていきたい。信頼されるGKになってレギュラーでやっていきたい。(そして将来的には)全国でゼロで抑えて優勝してみんなで喜びたいです」。より信頼を勝ち取ってチームのゴールを守り、全国舞台で活躍するGKになる。

(取材・文 吉田太郎)
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