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勝負を決めたのはベンチスタートのメッシ…バルサ、アトレティコに逆転勝利で3連勝

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[9.12 リーガ・エスパニョーラ第3節 A・マドリー 1-2 バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは12日、第3節を行い、ともに開幕2連勝と好スタートを切ったアトレティコ・マドリーバルセロナが激突し、バルセロナが2-1の逆転勝利を収めて開幕3連勝を飾った。

 FWリオネル・メッシがベンチスタートとなったバルセロナは右ウイングにFWラフィーニャ、DFダニエウ・アウベスを負傷で欠く右SBにはMFセルジ・ロベルトを起用して、この一戦に臨んだ。

 前半15分にMFアンドレス・イニエスタが個人技からゴール前までボールを運ぶと、鮮やかなラストパスからMFイバン・ラキティッチが狙ったが、GKヤン・オブラクの好反応に阻まれてしまう。同17分には高い位置でボールを奪ったアトレティコがショートカウンターを仕掛け、PA内までボールを運んだFWフェルナンド・トーレスが左足シュートを放つもボールは枠を捉え切れなかった。

 両チームともにゴールを脅かす場面を作り出すと、前半24分にはバルセロナが好機を生み出す。ラキティッチの蹴り出したCKをニアサイドのラフィーニャがヘッドで流し、ファーサイドのFWルイス・スアレスが右足で合わせたが、シュートはクロスバーを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 前半をスコアレスのまま折り返すと、後半6分にアトレティコが先制に成功する。MFチアゴの鋭いスルーパスから抜け出したF・トーレスが右足から放ったシュートは、ポストを叩いてゴールマウスに吸い込まれてスコアを1-0とした。しかし同10分、ゴール前でFKの好機を得たバルセロナは、FWネイマールが鮮やかな軌道を描く直接FKを突き刺して、すぐさま試合を振り出しに戻した。

 後半15分にバルセロナがラキティッチに代えてメッシ、アトレティコがMFオリベル・トーレスに代えてMFヤニック・カラスコ、同17分にはF・トーレスに代えてFWジャクソン・マルティネスを投入し、両チームともに勝ち越しゴールを奪いに行く。

 すると、後半32分にバルセロナのエースが勝ち越しゴールを叩き込む。左サイドからDFジョルディ・アルバが中央に送ったパスをスアレスがワンタッチで落とすと、走り込んだメッシが左足で鮮やかにネットを揺らして2-1と逆転に成功した。メッシにとって、今季リーグ戦初ゴールとなった。

 エースの一撃で逆転に成功したバルセロナは、アトレティコの反撃をしのいで2-1の勝利を収めた。


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