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マインツ武藤、ゴール演出も終盤の好機逃し2戦連発ならず

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[9.13 ブンデスリーガ第4節 シャルケ2-1マインツ]

 ブンデスリーガは13日、第4節3日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツは敵地でDF内田篤人所属のシャルケと対戦し、1-2で敗れた。武藤は1トップでフル出場。オフに右膝を手術した内田は今節も欠場している。

 シャルケは前半4分、DFデニス・アオゴがPA内でMFダニエル・ブロシンスキに倒され、PKを獲得。立ち上がり早々に先制のチャンスを迎えたが、FWクラース・ヤン・フンテラールのキックはGKロリス・カリウスが横っ飛びで弾き出した。

 守護神のビッグセーブに応えたいマインツは前半16分、武藤がスピードを生かして右サイドを縦に突破。ゴール前に折り返したが、DFジョエル・マティプにクリアされた。同32分にも高い位置からのプレッシングで武藤がボールを奪い取り、右サイドからマイナスのクロス。しかし、MFユヌス・マリのシュートは枠を捉え切れなかった。

 するとシャルケは前半37分、昨季までマインツに所属していたMFヨハネス・ガイスの右CKにマティプが頭で合わせ、先制点。セットプレーを生かして均衡を破った。しかし、マインツもすぐさま試合を振り出しに戻す。前半42分、MFダニー・ラツァのスルーパスに反応した武藤がPA内右に切れ込み、ゴール前にクロス。ファーサイドのMFクリスティアン・クレメンスが左足でシュートを打つと、ボールは右ポストを叩いたが、跳ね返りをマリが右足で押し込んだ。

 武藤が起点となって1-1の同点に追いつき、前半を折り返したマインツ。しかしシャルケは後半16分、マティプからのスルーパスがフンテラールに通り、PA内右に持ち込んだフンテラールが右足でゴール左隅に流し込んだ。PK失敗の鬱憤をぶつけるエースの勝ち越しゴールで2-1。マインツは後半31分、マリのスルーパスに武藤が抜け出す場面をつくったが、左足のシュートは角度がなく、GKに阻まれた。

 後半45分には右CKの流れからこぼれ球を武藤が左足ボレー。しかし、これは至近距離でDFのブロックに遭った。ボールは相手選手の手に当たったようにも見え、武藤は主審に抗議したが、判定は変わらない。ブンデスリーガ初ゴールを含む2得点を挙げた前節のハノーファー戦(3-0)に続く2戦連発はならず、チームの連勝も2で止まった。一方のシャルケは開幕戦以来、3試合ぶり今季2勝目。ホームでは今季初白星となった。

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