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負ければ予選敗退の危機…首位シリア戦へハリル「一番難しい試合」

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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は1日、都内で記者会見を行い、8日に中立地のオマーンで行われるW杯アジア2次予選・シリア戦、13日にイラン・テヘランで行われる国際親善試合イラン戦に臨む日本代表メンバー23人を発表した。

「おそらく今年の試合の中で、この試合が一番難しいのではないかと思う。シリアは今のところ我々のグループの1位にいる。彼らはこの予選をうまくスタートさせた。3戦3勝。13得点で、失点はゼロ。我々にとっては非常に難しい試合になると思う」

 シリア戦に向けて指揮官は表情を引き締める。W杯アジア2次予選で日本が入るE組は3戦全勝のシリアが勝ち点9で首位。日本は2勝1分の勝ち点7で後塵を拝している。得失点差も日本の+9(得点9、失点0)に対し、シリアは+13(得点13、失点0)。日本がホームで3-0だったカンボジア相手にシリアは敵地で6-0と大勝している。

「今、私がしっかり集中したいのは一戦目(シリア戦)。なぜなら、この一戦目は絶対に勝たなければならないからだ。ここで悪い結果が出てしまえば、1位がなくなってしまう(可能性が高まる)。シリアは我々のグループで1位にいる。そしてゼロ失点だ。我々より効果的なゴールも決めている」

 8グループに分かれたW杯アジア2次予選のレギュレーションは、各組1位8チームと各組2位のうち成績上位4チームの計12チームが最終予選に進出するというもの。グループで首位なら文句なしで2次予選突破となるが、2位では他グループとの比較となり、何が起こるか分からない。

「我々にとって一番難しい試合が来たと言えると思う。そして一番重要な試合だ」。2次予選最大の大一番に向け、すでに2週間前から分析を始めているというハリルホジッチ監督。手元の資料を掲げ、「ここに持っている分析はシリア戦に向けた準備だ。個人個人の長所、短所までもう分かっている。全部で7、8試合見た。どのようにプレーするか、だれがプレーするかはほぼ予想している」と力説した。

「何人か良い選手がいる。特に驚いているのはゴール前の効果性、リアリストなところだ。彼らにはそんなに多くの決定機が必要ではない感じがする。我々にとっては良いテストになるだろう。自分たちがどのようなレベルにいるかを知るうえでだ」

 同時に不安があることも隠さなかった。「シリアはすでに昨日から合宿を始めている。そして明日、オマーンと親善試合をする。フィジカル的に我々よりフレッシュな状態で臨んでくるだろう」。8日の試合に向けて1週間の準備期間を設けたシリアに対し、日本の選手たちは当然、今週末に所属クラブで試合があり、国内組は4日に日本を出発。5日からトレーニングを開始するが、海外組の中には試合2日前の6日から合流する選手もいる。

「私たちのチームには火曜(6日)の朝に到着する選手もいる。みなさんがこの状況をどう思うかは分からないが、私にとっては大きな問題だ。これに関してはかなり不安を抱いている」。代表チームには常に付きまとう問題だが、準備時間は短い。「まずは疲労回復、休息から入らないといけない。おそらく向こうで一回の戦術トレーニングはできると思うが、個人との対話、グループでの対話、全体のディスカッションが大事になってくると思う」と慎重に語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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