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サポーターに直接謝罪…清水・左伴社長「J2に参入するという気持ちで来季へ」

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[10.24 J1第2ステージ第15節 清水0-3柏 アイスタ]

 前節ベガルタ仙台に0-1で敗れ、J2降格が決まってしまった清水エスパルス。サポーターは試合前から「共にゆこう いつまでも俺達がついている」、「再出発」、「一緒に強くなろう 俺達は信じている」と書かれた横断幕を掲げ、選手入場時もブーイングはなく選手を向かい入れた。しかし、チームは1点が遠く、0-3で柏レイソルに敗れ、ホーム最終戦で意地を見せることはできなかった。

 試合後、ホーム最終戦ということでセレモニーが行われた。まず最初に挨拶した左伴繁雄社長はホームサポーターの方を向いて立ち、「Jリーグが創設以来、ずっとトップカテゴリーを戦ってきた清水エスパルスを今季J2に降格させてしまいました。いつも熱い応援をいただいたファン・サポーター、スポンサー、株主の皆様、深くお詫びを申し上げます」と四方に頭を下げ、謝罪した。

 サポーターも左伴社長の言葉に耳を傾ける。「シーズンを通じてメンバーを固定できず、補強もできずに後手を踏みました。特にこれがエスパルスのサッカーだという型を持つことができず、選手たちをも迷子にしてしまいました。このことを真摯に受け止め、最終戦終了後に新しいJ2の門出にふさわしい責任を果たしていきたいと思います」と、シーズン終了後の改革を明言した。

 また、左伴社長自身がJ2リーグでの経験もあると語り、持論を展開。「J2はJ1の下のカテゴリーではありません。フロントも含めて、サッカーを正す絶好のカテゴリーだと思います」とコメント。「J2に降格したクラブではなく、相手をリスペクトし、相手の闘争心を奪い取る。J2に参入するという気持ちで来るシーズンを迎えたいと思います」と、来シーズンへ意気込みを語った。

「残り2試合、もう戦いが始まっているという気持ちでここにいる選手たちは試合をいたします。最後の最後まで温かい応援をいただきましたが、残留に至らず申し訳ございませんが、残り2試合は来季を見据えた試合をもう始めていくということで皆さまの応援をよろしくお願いしたいと思います」と、再び深々と頭を下げた。

●[J1]第2ステージ第15節1日目 スコア速報

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