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12戦ぶりゴールの浦和MF関根「ずっと得点がほしかった」

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[10.24 第2ステージ第15節 F東京 3-4 浦和 味の素]

 久々のゴールに白い歯を見せた。第2ステージ第3節広島戦以来、ゴールから遠ざかっていた浦和レッズMF関根貴大にとって、F東京戦の得点は12試合ぶりのものとなった。

 序盤から攻勢を掛けた浦和は前半11分にMF柏木陽介の得点で先制すると、同14分にはMF武藤雄樹が鮮やかなミドルシュートを叩き込んでリードを2点差に広げる。同16分にF東京に1点を返されながらも、同27分に関根が魅せた。

 左サイドから武藤が鋭いドリブルで切れ込むと、逆サイドの関根がボールを呼び込む。思い切り良く狙ったシュートは相手DFのブロックに遭ったものの、こぼれ球に素早く反応して右足を振り抜いてネットを揺らした。「自分の中で得点がほしいとずっと思っていましたし、本当に久し振りのゴールになりました」。

 後半17分までにスコアを4-1としながらも1点差に詰め寄られたことに「後半はちょっとバタバタする時間帯もありました」と反省を口にしつつも、「その中で勝ち切れたのはチームにとってもプラスだと思います」と勝ち点3を獲得できたことが大事だと語っている。

 自身はU-22日本代表候補に初招集され、25日から始まるトレーニングキャンプに参加する。手倉森ジャパンへの初めての招集に「五輪に対しての思いはすごく強かったので、素直にうれしいです」と喜びを表した。しかし、すぐさま表情を引き締め、「一生で最後のチャンスだと思っています。結果以上のものが求められると思うので、自分の良さをしっかりアピールしたい」と生き残りへの決意を評した。

(取材・文 折戸岳彦)
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