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[選手権予選]清水桜が丘はFW山田が相手の流れ断ち切る2発:静岡

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[11.3 全国高校選手権静岡県予選準々決勝 清水桜が丘高 3-2 清水東高 草薙陸]

 清水桜が丘高FW山田柊斗(3年)が2得点の活躍。延長戦後半終了間際に決勝点を決めたFW白井海斗(1年)の活躍によってやや影が薄くなってしまったが、勝利の立て役者となった。

 清水東高がいい流れの中で試合を進める中で迎えた前半18分、左CK後の混戦から「ごちゃごちゃしていたところで押し込めた」。自らの右足シュートは相手の守りに阻まれたが、こぼれ球を左足で押し込んで先制点。また1-1の後半21分には、右サイドから中央へ切れ込みながらクロスを上げたFW野木智大のボールにファーサイドで反応する。「GKが出てきたのでとりあえずゴールの方向へ強いボール蹴れば」と右足ダイレクトでゴール方向へ蹴り込むと、DFに当ってコースの変わったシュートがゴールラインを越えた。

「点取れたのはFWとして良かったです。きょうは自分で前向いて勝負することができたので、そういうところは良かったと思います」と得点以外に関しても及第点の評価。前線で身体を張ってボールを収め、また思い切った仕掛けで清水東高のDFラインを後退させた。「結構身体に来たりしていたので、入れ替わることは意識していた。(チームメートには)『もっと裏に蹴ってくれ』という話をしていて。裏に抜ければいけると思っていた」。相手を押し下げ、チャンスメークの部分でも効果的な働きをしたストライカー。そして、相手に流れが傾きかけた時に決めた2ゴールの功績は非常に大きかった。

 準決勝は今年、1勝1分の静岡学園高戦。プリンスリーグ東海での対戦時に同点ゴールを決めている山田は「変に意識せずにまず自分たちのやるべきことをやる」。自身もFWとしてゴールを決めて勝利に貢献する。

[写真]後半21分、清水桜が丘はFW山田が右足で2点目のゴール

(取材・文 吉田太郎)
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