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乾、4試合ぶり先発も…レアルがベイル&C・ロナウド弾で連敗を2でストップ

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[11.29 リーガ・エスパニョーラ第13節 エイバル 0-2 R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは29日、第13節3日目を行い、MF乾貴士の所属する6位エイバルと前節のクラシコで0-4の大敗を喫した3位レアル・マドリーが対戦し、レアルが2-0の完封勝利を収めた。4試合ぶりに先発出場の乾は今季2度目のフル出場を果たしている。

 スタートこそ右サイドにポジションを取った乾は、2分のCK後からは“定位置”の左サイドにポジションを移した。ここまで5勝5分2敗で6位と好調を持続するエイバルはレアルを相手にしても積極的な姿勢で試合を進める。前半13分にはFWセルジ・エンリクがミドルレンジから狙ったシュートが枠を捉えるが、GKケイラー・ナバスの手中に収まった。

 前半15分にはレアルが決定機を創出し、MFハメス・ロドリゲスのロングパスで抜け出したFWクリスティアーノ・ロナウドがGKとの1対1を迎えたが、シュートはGKアシエル・リエスゴに阻まれ、こぼれ球に反応したMFマテオ・コバチッチのシュートは大きく枠を外れた。

 前半19分には右サイドのMFサウール・ベルホンが送ったパスの流れから、左サイドの乾へとボールが渡る。中央に切れ込んだ乾は右足で狙うが、DFダニエル・カルバハルに当たってコースが変わったシュートはK・ナバスに阻まれてしまった。その後、乾は右サイド、左サイドとポジションを移してプレーを続ける。

 スコアレスのまま試合が進む中、前半43分にレアルが先制に成功する。ショートコーナーの流れからMFルカ・モドリッチが送ったクロスをFWガレス・ベイルがヘディングで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 レアルが1-0とリードしたまま後半を迎えると同13分、右サイドでボールを受けた乾のクロスをS・エンリクがヘッドで合わせたが、ボールは枠を捉え切れず。さらに同17分にはこぼれ球に反応した乾が放ったミドルシュートをゴール前のS・エンリクが触ってコースを変えるも、K・ナバスの守備範囲に飛んで同点ゴールとはいかなかった。

 後半26分にはレアルが決定機を生み出すが、MFルーカス・バスケスのスルーパスからPA内に進入したC・ロナウドのシュートはゴール右へと外れてしまう。しかし、同36分にL・バスケスがPA内でMFダニ・ガルシアのファウルを誘ってPKを獲得すると、C・ロナウドがきっちりと沈めてレアルがリードを2点差に広げた。

 その後、エイバルの反撃を許さなかったレアルが2-0の完封勝利を収め、連敗を2でストップさせた。乾は90分間ピッチに立ち続けたがゴールに絡むことはできなかった。


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