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[MOM1610]鹿島ユースMF千葉健太(3年)_誰にも負けない泥臭いプレーでチーム引っ張る「ザ・リーダー」

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.29 高円宮杯プレミアリーグEAST第17節 鹿島ユース 1-0 青森山田高 鹿島クラブハウスG]

 後半、同点を目指す青森山田高が完全に鹿島アントラーズユースを押し込み、ロングスローやロングボール、コンビネーションからのクロスを次々と放り込んできた。必死に跳ね返し続ける鹿島ユース}の中でも特にキャプテンマークを巻いた背番号5は思いを表現するようなプレーを続けていた。シュート体勢に入った相手に対して諦めずに身体を寄せ、接触プレーを恐れず、混戦に頭から飛び込んでダイビングヘッドでクリア。「泥臭いところしか自分にはできないと思っているので、それはチームメートにも誰にも負けたくないと思っている。そこができなくなったら自分は試合に使われなくなると思う」。その強烈なまでの戦う姿勢、キャプテンシーが苦しい時間帯でチームをまた奮い立たせていた。

 そしてこの日は、青森山田の10番MF神谷優太(湘南内定)をマーク。「キックの精度もそうですし、懐も深い。入る前に潰せればいいと思っていました」というように、マッチアップした相手エースを離さず、危険なゾーンへ入ることを許さなかった。チームは、例えばCBの強烈なプレッシャーによって、相手FWがサイドに逃げたりすれば「勝ち」という考え。この日、簡単には相手エースにボールを触らせず、押し下げることに成功したた千葉は「駆け引きのところで下げさせることができたので、そこで主導権も取れたのかなと思います」と笑顔を見せ、熊谷浩二監督も「そういうところで力発揮してくれる選手ですし、(神谷は)相手のキーになる選手なのでよくやってくれましたね」と讃えていた。

「ホーム最終戦でこの素晴らしい応援があって、人もたくさん来てくれている中で山田に優勝決められる訳にはいかないというモチベーションはみんな持っていたので、それがきょう、一人ひとりのプレーに繋がったのかなと思います」。ホーム観衆の前で、誰よりも泥臭く戦い抜いて白星を引き寄せたMFは、いい雰囲気をつくり出してくれたサポーターとそれに応えるために奮闘したチームメートたちに感謝していた。
 
 相手の気持ちを跳ね返すような戦いぶりでV王手。2年時からキャプテンマークを巻いてきた千葉は「今、この瞬間からあと一週間、どれだけ準備できるかだと思っています」と最終決戦へ向けて、最高の準備をして臨むことを誓った。

 以前、熊谷監督が千葉について「キャプテンの資質は簡単に育てられるものではない。あの子はそういうものをもっている子だと思う」と評していた鹿島ユースの「ザ・リーダー」。千葉が最終節もチームの勝利への執着心を最大限に引き出し、自身も泥臭いプレーで白星とタイトルを引き寄せる。

(取材・文 吉田太郎)
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