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[東京都クラブユースU-17選手権]トップチームがJ目指すことを表明、横河武蔵野FCユースの選手たちにも意識変化が

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[1.24 東京都CYU-17選手権決勝L第1節 横河武蔵野FCユース 1-1 FCトリプレッタユース 東京ガス武蔵野苑多目的G]

 横河武蔵野FCユースにとっては今回の東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会が、現チーム名で臨む最後の公式戦だ。昨年11月に、現在JFLのトップチームがJリーグ参入を目指すことを表明。また12月には「東京武蔵野シティフットボールクラブ」へのチーム名変更が承認されたことを発表した。横河武蔵野FCユースも今年2月開幕のT1リーグ(東京都1部リーグ)でスタートする新シーズンからは「東京武蔵野シティフットボールクラブU-18」へチーム名が変わる。今大会は横河武蔵野FCユースとして出場する最後の公式戦となるだけに選手たちは結果を出すことへ意欲を見せている。

 だが、その初戦は練習場が芝の張替え改修中で、また主力FW成実浩太郎(2年)が不在だったとは言え、苦しい試合に。特に前半は前から行く部分に欠け、挑戦者として臨んできたFCトリプレッタユースの攻撃を受ける形となり、思うような攻守ができなかった。それでも前半39分、相手のミスを逃さず、MF角井拓哉(2年)のラストパスで抜けだしたFW西村悠(2年)が右足トゥーキックで先制ゴールをねじ込んだ。押し込まれ展開の中でも「必ず1点取ることは意識していました」というFWのゴールで先制。そしてシステム変更に伴い、個々の動きの量も増した後半は司令塔のMF初田優真(2年)を中心にゲームをコントロールしていたが終盤、相手の反撃にズルズルと下がってしまうと、40分に同点FKを決められて引き分けた。

 バイタルエリアでの鮮やかな崩しなどでJクラブユースに対抗し、全国大会でも存在感を示してきた横河武蔵野FCユース。トップチームがJリーグを目指すことを表明したことによって、選手たちの意識はまた変わったという。この日、得意の裏へ抜ける動きから先制点を決めた西村は「トップがJ3を目指すということで(これまでよりも)トップに上がることも選択肢に入ってくると思うので、ユースでどれだけ活躍できるかが大事になってくる。嬉しいことだし、意識が変わるきっかけになったと思います」と口にする。これまでも育成組織から大学などを経由してプロへというケースがあったが、ジュニアユースチーム、ユースチームを経てトップチームへ昇格する形でJの舞台へ、という可能性が出てきた。それによって変わってきた選手個々の目標。また増本浩平監督は「トップがJ目指すというところでより個にフォーカスしていかないと、個にアプローチしていかないといけないと思っています」と語っていたが、Jクラブのアカデミーとなれば、育成組織のあり方、育成方法も変わってくる部分があるかもしれない。

 東京武蔵野シティフットボールクラブというクラブがどうつくられていくかはこれから。ユースチームの選手たちはトップチームを意識しながらも、今を大事に、日々成長することを目指す。まずは今大会で結果を残すこと。西村は「今大会が横河として最後の公式戦であり、シティとして最初の公式戦なんで(その思いは)ひとつのきっかけにしたいと思います。西が丘行ってこの大会を制したいですね」。決勝リーグでFC東京U-18とも対戦する今大会。東京武蔵野シティフットボールクラブU-18へ移行する新シーズンへ向けて弾みもつける大会にする。

[写真]前半39分、横河武蔵野FCユースは西村が右足で先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)

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