[3.6 リーガ・エスパニョーラ第28節 エイバル 0-4 バルセロナ]

　リーガ・エスパニョーラ第28節2日目が6日行われ、MF乾貴士が所属するエイバルとバルセロナが対戦。前半8分にFWムニル・エル・ハダディのゴールで先制したバルセロナは、その後FWリオネル・メッシが2点、FWルイス・スアレスが1点を奪い4-0の完封勝利を収めた。なお、2試合連続ベンチスタートとなった乾は、後半45分からピッチに送り込まれたが見せ場は作れなかった。

　FWネイマールの出場停止により、出場機会を得たムニルがいきなりスコアを動かす。前半8分、メッシの浮き球のパスからFWルイス・スアレスが最終ラインの裏を突くと、右サイドから送ったグラウンダーのクロスをムニルが押し込んでスコアを1-0とした。

　その後も主導権を握って試合を進めるバルセロナだが、エイバルの体を張った対応に遭ってなかなか決定機を創出できない。前半終盤にはエイバルに押し込まれる時間帯こそあったものの、前半41分に相手のコントロールミスを見逃さなかったムニルがボールを奪ってメッシに預けると、バルセロナの背番号10が一気に加速。DF2人と対峙しながらもPA内まで持ち込み、タイミングをずらした左足シュートでネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

　2-0とバルセロナがリードして後半を迎えるとスコアが動かないまま試合が進み、ホームのエイバルは後半23分にFWボルハ・バストンに代えてMFサウール・ベルホンを投入。しかし同30分、メッシのPA内での鋭い切り返しがDFイバン・ラミスのハンドを誘ってPKを得ると、メッシ自身がゴール中央に蹴り込んでスコアは3-0となった。

　後半34分にはバルセロナが一気の3枚替えでMFセルジ・ロベルト、DFトマス・ベルメーレン、DFマルク・バルトラを投入。同39分にはPA内でボールを受けたスアレスが股抜きで相手DFを抜き去り、カバーに入った選手をなぎ倒すと右足シュートでチーム4点目を陥れる。

　エイバルは後半45分にFWセルジ・エンリクに代えて乾を投入するが、少ない出場時間では見せ場を作れず。4-0の完封勝利を収めたバルセロナがリーガ11連勝を飾り、公式戦の無敗記録を36に伸ばしている。

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