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ハノーファーが2部降格に向けた準備に着手 日本人3選手の契約状況は…

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 ハノーファーは19日に行われたブンデスリーガ第27節のフランクフルト戦を0-1で落とした。同クラブのスポーツ部門を率いるマルティン・バーダーGM(ゼネラルマネジャー)は、2部降格に備えなければいけないことを認めている。

 フランクフルトとのアウェー戦では清武弘嗣酒井宏樹山口蛍と所属する日本人3選手が先発した。だが、ここ8試合白星から遠のいていた相手からも勝ち点を奪えず、今季20敗目を喫している。

 この敗戦で残留がもはや絶望的となった。バーダーGMはドイツ『dpa通信』で「大きな期待を寄せていた2戦を落としたこの1週間で、すべてのスピードが増してしまった」と、各方面で決断に迫られる状況になったことを指摘。「ホームでのケルン戦、そして今回のフランクフルト戦で、もう一度(他チームに)近づくチャンスを逃した」と肩を落とした。

 同GMはこれから、1部リーグ所属時のみに有効な契約を交わしたトーマス・シャーフ監督との交渉に入るという。「当然、2部所属となった場合の監督人事は非常に重要なこと」と強調し、「それに今から取り組むつもりだ」と明かしている。

 また『キッカー』によれば、ハノーファーとの契約が1部リーグ所属時のみに限定されている選手は、MFマヌエル・シュミーデバッハとFWウーゴ・アルメイダの2人のみ。一方、GKロン・ロベルト・ツィーラー、DFアンドレ・ホフマン、清武との契約では、2部降格時に行使可能となる契約解除条項が盛り込まれているという。

 『キッカー』によると、以前から創造的なMFを探すケルンが、清武獲得に向けて乗り出す可能性があるようだ。2部降格となった場合に、清武個人の契約解除金額がどうなるかは伝えられていないが、ツィーラー、ホフマンと合わせて合計1000万ユーロ程度だと見られる。

 一方、2012年夏からハノーファーでプレーする酒井の契約は今夏に満了となる。また2019年まで契約を残す山口については、所属リーグに関係する契約解除条項は存在しないようだ。

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