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CKから2発!今季初勝利に導いた柏DF増嶋「勝てたのは自信になった」

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[4.6 ナビスコ杯GL第3節 横浜FM1-3柏 ニッパツ]

 ようやく掴んだ公式戦初勝利。柏レイソルの決勝点を奪ったのは、センターバックのDF増嶋竜也だった。

 1-1で迎えた後半立ち上がり5分、MF太田徹郎の右CKをゴール正面でポジション取りしていた背番号5が頭でとらえた。逆転に成功した柏は、同23分にも右CKを得ると、太田のクロスをDF鎌田次郎が頭でつなぎ、最後は増嶋が右足で押し込んだ。増嶋にとっては、2014年のJ1第18節の横浜FM戦(△2-2)以来2年ぶりのゴール。1試合2得点は、2012年のJ1第3節の清水戦(○2-1)以来4年ぶりとなった。「セットプレーで苦しいときに点を取れると、意外と勝っていけるもんなんで、どんどん狙っていきたい」。増嶋は力を込める。
 
 CKでの2ゴール。チームの今季初勝利と同時に、監督初勝利も手にした下平隆宏監督は、CKの練習をしていたことを明かした。「前々日に(練習を)やって守備の確認、攻撃の確認をして、本来なら昨日はやるつもりなかったのですが、もう1回だけ確認をして。『単純にいいボールをまず入れていこう』と。それに対して『パワーを持って入っていく』ということをもう1回意識付けさせた中で、昨日確認したことが形になってよかったと思っています」。

 開幕から1か月半続いた長いトンネルの中で「勝ちパターンが思い出せない、『どんな勝ち方だったかな』というのは選手の中であった」と増嶋は言う。「しっかり(ボールを)回せて、相手が嫌がるようなまわし方から攻めて行くというのはできた。こういう終わり方ができれば、どんな相手でも勝てると思う」。2011年のJ1制覇当時を知るベテランは、「ナビスコとはいえ、勝てたのは自信になった」とリーグ戦での勝ち点3獲得へも自信をのぞかせた。

(取材・文 奥山典幸)

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