[4.9 J2第7節 山形0-1町田 NDスタ]

　FC町田ゼルビアの進撃が止まらない。敵地に乗り込んだ町田は1-0でモンテディオ山形を撃破。クラブ記録を更新する5連勝を決めた。対する最下位に沈んでいる山形は4連敗。開幕から7戦未勝利と泥沼を抜け出せない。

　勢いづく今の町田には1点で十分だった。虎の子の1点が生まれたのは前半9分、エリア内でFW鈴木孝司がMF山田拓巳のファウルを受けて倒れる。このPKを鈴木孝自らが落ち着いて蹴り込み、試合を優位に進めた。

　その後も追加点のチャンスはあったが、後半39分のFW中島裕希のシュートが味方MF重松健太郎を直撃し、シュートブロックのようになってしまうなど、不運が重なった。ただ、連勝中わずか1失点と安定する守備陣が山形の反撃を許さず完封。3戦連続完封勝利で、勝ち点3を積み上げた。

　5連勝の町田。勝ち点を16に伸ばし、18時30分開始の試合で清水と対戦するC大阪をかわして暫定で首位に立った。決勝点を挙げた鈴木孝は「目の前の試合を戦った結果で5連勝が出来ている。これで満足する選手は誰もいない。僕らは22番目のチームからスタートしている。全部がチャレンジ。そこで相手に負けないという強い気持ちが5連勝に繋がっている」と胸を張った。　

　またも勝てなかった山形は4連敗。ホーム戦もこれで3連敗と浮上のきっかけを掴むことが出来なかった。後半33分には裏に抜け出そうとした鈴木孝を止めて決定機を阻止したとしてDF宇佐美宏和が一発レッドカードで退場。歯車がかみ合わない戦いが続いている。

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●[J2]第7節1日目 スコア速報