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なくならないスペインサッカーの暴力…セルタ対ベティス前に過激派ファンが衝突

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 1980年代からはびこり続ける暴力の撤廃を目指すスペインサッカーだが、過激派ファンによる乱闘騒ぎが再び起きてしまった。スペインの各メディアが伝えた。

 16日のリーガ・エスパニョーラ第33節、セルタベティスの開催前にセルタのセルタラス、ベティスのサポーターズ・スルと両過激派ファンが衝突した。前者は極左、後者は極右集団として知られている。

 両過激派ファンはセルタの本拠地バライドス付近のバルで接触。その後、罵倒する言葉とともに椅子や石を投げ合うなど数十人規模で乱闘騒ぎを起こし、3名が負傷したとのことだ。近隣住民が撮影した映像は、テレビ局やソーシャルネットワーク上で流れ、戦慄を覚えさせている。

 スペインでは2014年にアトレティコ・マドリーデポルティボの両過激派ファンが200人規模の乱闘騒ぎを起こし、1名が死亡した。それからスペインプロリーグ機構は暴力の撤廃を標榜し、各クラブもウルトラスをスタジアムから追放するなどしているが、サッカーが暴力の汚名を着せられる事態がまたしても起こった格好だ。

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