beacon

育成の湘南からまた楽しみな人材…指揮官も称える17歳齊藤未月が堂々プレー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.20 ナビスコ杯第4節A組 湘南0-0磐田 BMWス]

 湘南ベルマーレジュビロ磐田は0-0のドローに終わった。両チームとも勝ち点は4で並び、得点差で磐田が4位、湘南が5位となっている。

「17歳だから、36歳だからといってもピッチに入ったら言い訳はできない」。試合後のインタビューでチョウ・キジェ監督はDF坪井慶介(36)を引き合いに出し、2種登録のMF齊藤未月(17)の奮闘を称えた。

 齊藤は昨年5月に2種登録。同月のナビスコ杯でベンチ入りも果たした。トップチームデビューは9月の天皇杯2回戦の桐蔭横浜大。先発出場して、後半23分までプレーした。今季は3月27日の名古屋戦でナビスコ杯デビュー。そしてこの日、ナビスコ杯初先発のチャンスが与えられた。

 前半35分からはMF武田英二郎の負傷によって入ったルーキーMF神谷優太とのコンビで中盤を支えることになった。しかし後半23分にヘディングシュートを放つなど、積極的にプレー。後半28分まで出場した齊藤を、指揮官も「ミスを恐れずに堂々とプレーしてくれた」と手放しに称えた。

 この齊藤の成長にチョウ監督は湘南が誇る育成組織の存在を誇る。「育成に関わってくれたみんなの努力があったから、ああいう選手がまた出てきた。チームとしてもクラブとしても大事なことだと思う」。リオデジャネイロ五輪代表のキャプテンで現在浦和レッズでプレーするMF遠藤航らを排出した湘南育成組織が、またも楽しみな人材を輩出しようとしている。


●ナビスコ杯2016特設ページ

TOP