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森脇、チームメイトの姿に驚く!? 「皆タフですごかった…」

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[4.24 J1第1ステージ第8節 川崎F 0-1 浦和 等々力]

 無敗のチームを相手に完勝を収めた。20日に行われたACLグループリーグ第5節シドニーFC戦を出場停止で欠場した浦和レッズDF森脇良太は、先発フル出場を果たして1-0の完封勝利、そしてチームの首位浮上に貢献した。

 序盤から試合を支配した浦和は、たとえ川崎Fにボールを奪われようとも、すぐさまプレッシャーを掛けてボールを回収して簡単には主導権を渡さない。カウンターから危険な場面を作られることもあったが、前半は押し込む時間帯が続いたことで、森脇も「完璧な守備ができたと思うし、相手もやりづらさがあったと思う」とチームとしての出来に手応えを感じていた。

 すると、後半9分には森脇の縦パスが起点となり、FW李忠成がヒールでつないだボールをFW武藤雄樹が蹴り込んで、待望の先制点が生まれた。その後は「連戦の中で体力的に落ちてきた」こともあり、川崎Fにボールを保持される時間こそ長くなったが、「できるところまではアプローチして、苦しくなったらブロックを敷く」と粘り強い対応で得点を許さずに1-0の完封勝利を収めた。

 森脇は前節仙台戦から中7日での試合となったが、多くの選手がオーストラリアでのシドニー戦を終えて中3日で試合を迎えていた。長距離移動もあり、疲労は少なからずあっただろう。だからこそ、森脇は「皆タフですごかった。勝ちたい気持ちが強ければ体は自然に動くものだと感じた」と疲労を感じさせず、最後まで走り抜いたチームメイトを手放しで称賛した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第8節 スコア速報

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